●4.グローバル不動産、不良債権22.7兆円か、信用不安と景気後退の恐れ(ブルームバーグより抜粋

 1)住宅市場から商業用不動産に至るまで、世界最大の資産クラスである不動産の価値が下洛し、経済に信用不安の波を引き起こす恐れがある。

 2)既に、約1,750億ドル(約22兆7,000億円)相当の不動産関連の債権がディストレスト状態だとブルームバーグの集計データが示す。資金が楽に得られる時代の終焉と金利上昇による犠牲者が数を増しており、多くの不動産市場が機能をほぼ停止し、一部の貸手は借手に対し、資産を売却しなければ担保権を行使すると警告している。

 3)MSCIのデータに基づくと、英商業用不動産価格は2022年下期に▲20%余り下落した。グリーン・ストリートによると、米国でも約▲9%下げた。

 4)キャッシュフローが逼迫するデフォルト(債務不履行)予備軍のローンが存在すると指摘今年は「それらの問題が顕在化し始める」と見込む。

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●5.海運コスト急低下、インフレ鈍化の前兆か=IMF元当局者が分析(ブルームバーグ)