ビーマップは、持ち分法適用関連会社でマーケティングサービス事業を手がけるMMSマーケティング(東京都千代田区。売上高7億3000万円、営業利益△2700万円、純資産7700万円)を子会社化することを決めた。第三者割当増資を引き受けて現在29.6%の持ち株比率を50.9%に引き上げる。筆頭株主として事業・財務面のテコ入れを行いつつ、ビーマップが持つレシート読み取りなどのデジタル促進技術と、MMSのコンテンツ力を融合させ、サービス内容の拡充などにつなげる。取得価額は2500万円。取得予定日は2023年1月20日。

MMSマーケティングは2017年に、ビーマップ、ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)、Y&N Brothers(東京都千代田区)の3社が出資して設立。2018年にはニッポン放送、読売新聞東京本社などを株主に加えた。しかし、2020年以降、コロナ禍の影響で流通業界を中心に実イベントを通じた集客が困難になるなど業績が悪化していた。