健康経営宣言

アイエスエフネットは「健康の追及」のスローガンのもと、社員一人ひとりが、心身ともに健康でワクワクと楽しんで働ける環境整備に加え、多様な個性をもつすべての方に安心して働ける雇用を創出していくため、日々の健康づくりに取り組んでまいります。

健康経営を始めたきっかけ

当社は、2018年から健康経営優良法人のエントリーを開始しました。
エントリー当初は社内体制も整っておらず、初年度の認定はされませんでした。健康経営の取り組みを全社で推進させるため、2020年に「安全衛生委員会」を設置し、さらに「アイエスエフネット健康づくり企業宣言」を2021年6月に策定した事で、健康経営優良法人に認定へと至りました。
当社は働きやすい社内環境をつくる事に注力しており、「人材」を「人財」と表記し、人を宝として考えています。
心身の健康にも力を入れていくため、「健康の追及」をスローガンのもと、社員一人ひとりが、心身ともに健康でワクワクと楽しんで働ける社内整備に加え、多様な個性をもつすべての方に安心して働ける環境雇用を創出していくため、日々の健康づくりに取り組んでいます。
また、従業員の健康づくりと同時に、社内環境を整える事にも注力しています。育児や介護、障がいをお持ちの方など、社員にはさまざまな事情を抱えている方もいるため、そのような事情でキャリアを諦めることがないよう、働く場所や時間など、さまざまな制度を整備し柔軟な働き方を推進しています。

こだわりの健康経営(アイエスエフネットならではの健康経営)

当社はITエンジニアが多く在籍しているため、業界特有の健康課題と感じるメンタルヘルスの対策には比較的早期から対応しています。
従業員という人財に、よりよく活躍してもらうため、産業医や保健師、安全衛生委員会とともに面談を含めた体制面のメンタルヘルス対策や、長時間労働の是正、セミナーによるストレスマネジメントなどの施策面での対策などを実施する事でメンタルに不調をきたす前からの対策を講じています。
メンタル不調者を出さない予防的な施策の強化や、メンタル不調者や休職者が出ても、早期に復帰できるような体制を整えています。
当社のエンジニアはお客様のもとで作業をする場合も多く、会社からのサポートを安心して受けられる状態をつくる事で従業員も安心して働く事が出来ていると思います。お客様のもとで作業をしている従業員の課題の把握や、会社からの情報提供が難しいという課題もありますがコミュニケーションの方法を工夫しながら進めています。
その他にチカラをいれている施策として、生活習慣病への取り組みと喫煙者への取り組みの強化などがあります。

健康経営を行う上で従業員とのコミュニケーションはどのように行っていますか?

 社内で業務を行っている従業員とは比較的コミュニケーションを取りやすいですが、社外(お客様先に常駐)で業務をしている従業員とは物理的に離れているため、対面でのやり取りはなかなか簡単ではありません。そこで情報を収集するために、従業員が毎週提出している週報を活用しています。
週報は、業務内容や進捗などを報告/管理するためのツールなのですが、不安な点や会社へのリクエストなども記載してもらっています。とくに当社は、ITインフラを支える業務を専業で行っているため、365日/24時間体制で対応している従業員も多数在籍しています。そのため、最近では、働き方が深夜業務で生活リズムを崩す従業員のフォローや、コロナ禍で在宅勤務などを行っている従業員からは運動不足や肩こり、腰痛の声も多く上がって来ているので、その都度対策を考え実行しています。また、婦人科健診の費用負担なども、従業員からの声を受けて実施した施策の一つです。
従業員へ情報をお届けする際は、健康経営を推進している安全衛生委員会より隔週で全社メールにてお知らせを送っています。また従業員アンケートでも会社からのお知らせを見られるよう工夫し、上手く活用出来ていると思います。全社メールだとなかなか情報が届かないという他社の健康経営ご担当者様も多いですが、メール配信の頻度や、季節に応じた情報や従業員からの声を反映した情報配信などを工夫しており、従業員に寄り添った内容で配信することを心がけています。

これまで健康経営を続けてきて苦労したことはなんですか?

 健康経営を推進していく中で、課題は次々とあがってきています。
これも従業員の健康に注目しているが故のことだと思います。そのため、次々出てきている課題に対応しており、毎月一回の衛生委員会の会議だけでは終わらず、毎月二回分科会を実施して進捗を確認し、さらに委員長と副委員長だけの打合せも実施しています。
安心して働いてもらうために、さまざまな課題に関する窓口を設けておりますが、対応する人数に限りがあるので、今後は健康経営を推進していく体制づくりも検討しています。
また、従業員があまり積極的に健康診断を受診しないことも課題のひとつです。健診は、自身の日ごろの健康を見直すきっかけにもなります。従業員の健康リテラシー向上は今後の課題ではありますが、それ以前に健康診断を受診し自分の健康状態を把握して欲しいと考えています。

今後、アイエスエフネットが目指す健康経営の理想像

 心身共に健康でワクワク働けるような従業員が増えると嬉しいです。
健康とは少しズレてしまいますが、2022年4月より利他的で能動的なアイエスエフネットの行動規範で社風を創造するため、具体的な6つの行動規範を表した「デザインストーリープロジェクト(DSP)」を開始しています。
行動規範は、
1)尊重し合う
相手の立場と考えを大切にし、互いの違いを理解し、コミュニケーションを通じてベストな方法を考える
2)オーナーシップを持つ
会社や現場の課題に誰かが取り組むと思わずに、自分事として捉え、利他の心を持って能動的な行動をする
3)変化を楽しむ
変化に対応しながら、自分のスキルや価値をアップデートし、仲間の挑戦を応援し合える文化をつくる
4)常に誠実、素直な姿勢
素直な姿勢で助言を成長に繋げ、ネガティブなことこそ誠実に共有する
5)約束を守る
自分との約束、周りとの約束を守り、積み重ねることで信頼を築く
6)笑顔で挨拶、言葉がけ。
コミュニケーションのキッカケとして自分から挨拶をし、感謝と思いやりの言葉で、明るく働きやすい環境をつくる
の6つです。
アイエスエフネットの全従業員が真剣に、デザインストーリープロジェクトを実践することで、社会のトレンドやニーズに沿った考え方を持ち、他では代替えのできない「人財」によりアイエスエフネットブランド、社風を構築していきます。 その中で、サービスのレベルと品質を向上させ、ブランド力を向上させ、会社のみならず従業員が成長すると考えています。また利他的で能動的な従業員が増えてイキイキ働いてもらうため、今後は「デザインストーリープロジェクト」の中に健康の要素をいれることも検討しています。
健康リテラシーを向上させ、能動的に健康行動を取ってもらい、会社からの押しつけの健康ではなく、自身で納得した健康行動の実践でイキイキとした人生を歩んでもらう、そのような従業員が増えてもらえたらと考えます。

他社の健康経営担当者へのアドバイスを送るとしたら

 当社もまだまだ勉強させていただいている事が多いので、アドバイスというのはおこがましいですが、当社は「人財」を活かす事を念頭にいれて活動しています。人財が活躍してくれるために情報発信があり、社外で活動している従業員にも、会社は味方であると思ってもらえるよう全社メールを発信しており、決して押しつけが無いようにお送りしています。
従業員一人一人が、どこでも安心して働いてもらえるように、制度と施策の両面でサポート出来たらと考えています。ご担当の方は課題も多くあるかと思いますが、従業員の声に耳を傾けて寄り添った健康経営を進めていただければと思います。