著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストであるPlanB氏は、S2F(stock-to-flow)モデルを構築したことで知られていますが、S2Fモデルで検証すると、ビットコイン(BTC)は今後5,800%の値上がりを見せるという大胆な予測を立てています。

S2F理論提唱者による強気の発言

PlanB氏は「THE WOLF OF ALL STREETS」というポッドキャストのインタビューに対して、今後ビットコインが力強い値上がりを見せることと、S2Fモデルの予測が現在でも有効であることを力説しました。

インタビューの中でPlanB氏は、「私が作ったS2Fの2019年モデルが正しければ、次に訪れる半減期にビットコインの価格は、10万ドル(約1,360万円)から100万ドル(約1億3,600万円)の間で最高値を記録する可能性がある」と述べています。

またPlanB氏は、S2Fモデルが完全に無効だと証明されるか、ビットコインが無価値にならない限り、彼の予測は正しいと主張し、「他の人々がどう感じようとも、私はビットコインが10万ドルから100万ドルのレンジにまで到達することに何の疑いも抱いていない。今の価格は本来からすればタダ同然のようなものだ」とも述べています。

PlanB氏は、現在進行中の弱気市場の中で、ここ数ヵ月のうちにビットコインの価格は底を打つだろうとも予測しています。

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S2Fモデルの有効性には懐疑論も

S2Fモデルは経済の量的な分析手法であり、市場での総流通量(stock)と、ある期間内の新規供給量(flow)をベースに商品価格を予測します。ビットコインに関しては、現在の供給量がstockであり、新規にマイニングされた量がflowにあたります。

ビットコインの半減期は事前に計画されたイベントであり、実行されるとマイニング量とマイニング報酬は、新規ブロックあたり50%に半減されます。半減期はS2Fモデルの予想価格に大きく影響します。半減期に続く価格上昇を平均化することにより、予想価格を平準化するモデルの463日バージョンを見てみると、S2Fモデルはビットコインの力強い上昇を予測しています。

ただし多くの関係者は、現在の弱気市場によりS2Fモデルはすでに無効化されたと主張しています。また現在モデルが示している予測が、過去のどのケースよりも実際の価格と乖離しているとする報告もあります。しかしグラスノード(Glassnode)が提供するS2Fチャートを見ると、それらの主張が誤りであることが分かります。

チャートによると現在のビットコイン価格は、S2Fモデルの予測値の15.3%以下になっています。しかし2011年の強気市場の時には、実際の価格はモデルの予測値を40倍も上回っていました。これらを比較すれば、過去の予測値は現在よりも大きく実際の価格から離れており、決してその反対ではありません。

参考

5,800% BTC rally is coming, Bitcoin S2F model creator PlanB says