認知バイアス3. ハロー効果
▲出典:Ramez E. Nassif
ある対象を見たとき、最初に肯定的な印象を持ったら、それを全体にも当てはめてしまうのがハロー効果です。
ハロー効果は、現実世界でも目にすることが多い認知バイアスのひとつ。たとえば人は魅力的な容姿に肯定的な印象を持ちやすいため、看護師はかわいい赤ちゃんの世話により多くの時間を費やすそうです。
もちろんデジタルの世界でも、ハロー効果には大きな意味があります。ユーザーが最初にポジティブな印象を持ってくれれば、その後もポジティブな印象が続く可能性が高いのです。
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認知バイアス4. 自己奉仕バイアス
▲出典:Jack Sharp
自己奉仕バイアスとは、成功したときは自分の能力によるものと考え、失敗したときは運が悪かったと考えるバイアスです。
たとえばネガティブなフィードバックを受けても、自分の長所に意識がいって欠点を見落としてしまうケースが考えられます。
デザインの目的にもよりますが、自己奉仕バイアスに適応するのはそれほど難しくありません。もし失敗の抑制を目的とするならば、失敗の原因を詳細に伝えるデザインが有効です。逆にユーザーの成功を祝う場合は、祝福して応援するようなデザインが効果的です。