製品やサービスを利用した際のユーザーエクスペリエンス(体験)をデザインする、UXデザイナー。デザインする領域は非常に幅広く、戦略設計からサービスの改善までを担当します。

そんなUXデザイナーには、大きく分けて5つの性格タイプがあるといわれています。

そこで今回は、UXデザイナーの性格タイプを解説。UXデザイナーの傾向を知ることで、これからUXデザイナーを目指す方は「どんなUXデザイナーになりたいか」、すでにUXデザイナーの方は「自分はどんなUXデザイナーか」をぜひ考えてみてください。

性格タイプ1. ドリーマー

ドリーマーの特徴

ドリーマーは、明確なイメージをもって働くタイプです。物事のいい面を見つつも、その改善点も探ることができます。

ドリーマーにとって、プロジェクトは完結して終わってしまうものではなく、「命を吹き込むもの」です。性格タイプのなかでも、ドリーマーはチームに活気をもたらしてくれる存在といえます。ドリーマーのおもな特徴は以下の通りです。

  • なにができるかではなく、どうあるべきかを考える
  • 製品やサービスにまつわる体験、ユーザーの表情まで想像する
  • ハイスピードでアイデアを出す
  • 共通のビジョンのもとに人を集め、チームの士気を高められる

ドリーマーの課題

ドリーマーは、全体像にとらわれて細部を見落としてしまう傾向があります。また、達成が不可能なほど高い目標をかかげ、プロジェクトの結果に満足できないケースも。現実と折り合いをつけるのが、ドリーマーの課題といえるでしょう。

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性格タイプ2. マネージャー

マネージャーの特徴

マネージャーはチームワークを重視し、細部の機能に焦点をあてる傾向にあります。実際にプロジェクトマネージャーを務める場合もあるでしょうが、マネージャー職につかなくても「マネージャー的な視点」をもっていればこのタイプといえるでしょう。

ドリーマーのかかげる「理想」に対して、マネージャーはタイムラインや納期という「現実」の視点でプロジェクトを捉えます。

性格タイプのなかでは、マネージャーはもっともスマートなタイプといえるでしょう。以下はマネージャーの特徴です。

  • 夢見がちなドリーマーを抑制する
  • チームをまとめる接着剤のような存在
  • 他の人が忘れてしまうようなことも覚えている
  • ゆっくり着実に仕事を進める

マネージャーの課題

現実的なことにこだわりすぎて、物事のポテンシャルを見抜けないことがあります。また、型にはまらないデザインやアイデアに対して疑いの目を向けがちで、新たなビジネスチャンスを見逃してしまうかもしれません。