キャッシュレス決済が進んだことで持ち歩く現金が少なくなり、その結果、財布の小型化が進みました。当初はとにかく小さいものが多かったのですが、サイズにばかり目がいって使いやすさが犠牲になった財布が多く、最近では会計をスムーズにこなせるよう中身を取り出しやすい財布など、工夫を凝らしたものが多く発売されています。

そんな流れの中、新たな工夫が施された財布が登場。それがコランドの「UNCREVICE(アンクレヴィス)」プロジェクト第一弾となる「POP-UP picture book wallet」(2万2275円~ 11月27日現在)。現在クラウドファンディングサイト CAMPFIREにて先行販売中のこの二つ折り財布、飛び出す絵本に使用されているポップアップのギミックをヒントに、中のお金やカードが取り出しやすくなるよう開発されているんです。

本製品はファスナーを開けてガバッと開くと、札入れ部分とカードポケットが飛び出す絵穂のようにポップアップする仕組みになっています。開発時には、飛び出し具合などがベストとなるよう、紙型を1mm単位で何度も試作して製作したとか。

財布を開くとまず札入れ部分が手前にせり出し、連動して左側後方部分のカードポケットも開くようになっており、必要なカードだけスムーズに取り出せます。4つあるカードポケットには各4枚まで収納可能なため、最大16枚収納可能。免許証やマイナンバーカードなどのID系カード、クレジットカード、保険証、ICカード、ポイントカードなど必要十分な数のカードを携帯できます。

右側後方にはファスナー付きのコインポケットがあるだけでなく、さらに鍵用のポケットを2本分搭載しています。


また、ファスナーの引き手として、アウトドア用のロープに使用されている高強度のナイロン糸を輪っか状にしたものを使用。これにより、アウトドアなどグローブを装着したままでも開閉しやすいのも特徴です。ファスナーには耐食性に優れており、滑りの良いYKKのEVERBRIGHTを採用しています。

サイズはW98×H120×D20mmで、パンツの後ろポケットにもスッキリと入るちょうどいいサイズ感。

使用している革は高級皮革のプエブロレザーを採用しておりエイジングも楽しめます。革表面を真鍮製のブラシを使って手作業で擦ることで革にわずかに残った細かな毛を毛羽立たせることで、他の革では見られない雰囲気とマットな質感を醸し出しています。なお、財布本体のカラーリングは Nero(ネロ)、Sabbia(サビア)、Petrolio(ペトロリオ)、Navy(ネイビー)の全4色展開です。

また、別途発売中のショルダーストラップ(3300円)を購入することで肩にたすき掛けすることも可能。ストラップのカラーはパープル、ブルー、カーキの全3種類です。

>> CAMPFIRE

<文/&GP>

 

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