ホワイト企業は、ブラック企業と反対の意味がある対義語です。厳密な定義はありませんが、一般的に従業員が働きやすく、給与にも満足できるなどのメリットがある企業が、ホワイト企業とされています。今回は数ある求人の中から、ホワイト企業を見分けるための見分け方のポイントをご紹介します。

残業がない・短い

残業代の明示

ほとんどの企業は求人票などに残業代を明示していますが、なかには曖昧な書き方をしている企業もあります。

残業の有無

残業のことについて漠然とした表現をしている場合、長時間労働や重労働を求められる可能性もあります。
就業規則や雇用契約書に、残業を命じる権利が会社側に与えられていることを示す内容が示されていることもあるので注意が必要です。

ホワイト企業の勤務時間の基準は?

ホワイト企業の勤務時間は、8時間47分が基準とされています。これは厚生労働省が令和3年の就労条件総合調査を行った結果に、休憩時間1時間を加えた時間です。
プライベートの時間を重視したい人は、この8時間47分を基準にするとよいでしょう。ただ、業界ごとに平均時間が違いがあるので気になる人は厚生労働省のデータをチェックしてみてください。

福利厚生が充実している

手厚い福利厚生のお手本

例えば、サイバーエージェントはママが長く働けるよう、女性活躍促進制度を設けています。女性活躍促進制度には、女性特有の体調不良の際に月1回だけ取得できるの特別休暇の「エフ休」、
子どもの具合が悪いときに在宅勤務ができる「キッズ在宅」など、手厚い福利厚生を取り入れています。

あるとうれしい福利厚生

一般的な企業の福利厚生としては、家賃補助・住宅手当、特別休暇、資格手当、旅行優待などがあります。これらの福利厚生があれば、ホワイト企業と言えるでしょう。

長く働ける会社とは

企業側としては福利厚生を充実させることでコストの負担になりますが、それだけ従業員を大事にしていることの表れといえます。

成長企業を探す

成長している企業を見分ける方法

成長企業を知るためには、どのようなところに注目すればよいでしょうか。まずは社員数や売上の伸び率などを調べることで、大まかな傾向を掴んで
おきましょう

年齢などに偏りのある会社は注意

業績は伸びていても、ホームページをチェックすると社員の年齢が非常に偏っていたり、外見を重視していると感じる場合もあるでしょう。成長企業であっても、ホワイト企業・優良企業であるとは限りません。

口コミサイトは参考程度に

上場している会社であれば、有価証券報告書や四季報で確認できます。上場していない会社なら、転職の口コミサイトなどを参考にするとよいでしょう。ただし、口コミサイトの情報は不満がある人が書き込む場合も多いので、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

まとめ:ホワイト企業を見分けるには自己分析も同時に

どんな会社、職種を選ぶにしても、まずは自分がどのように仕事を進めていきたいかを理解しておくことが大事です。

自己分析ツールなど利用して、どのような働き方や会社が自分に合っているか知っておきましょう。

健康経営優良法人に認定されている企業なら、従業員の心身の健康を経営的視点から戦略的におこなっています。時間外労働など、過重労働による健康不安を事前に防ぐことができるため、ホワイト企業の求人を見分ける一つの基準として選ぶとよいでしょう。

ホワイト企業の見分け方については、下記記事でも解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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