今回は反則技的な手法でEVの新たな楽しみ方を提案する「アバルト500e」を紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2024年2.5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

時代を象徴する“電動サソリ”その毒気は?

アバルト 500e

SPEC【ハッチバック】●全長×全幅×全高:3675×1685×1520㎜●車両重量:1360㎏●パワーユニット:電気モーター●バッテリー総電力量:42kWh●最高出力:155PS/5000rpm●最大トルク:24.0㎏-m/2000rpm●一充電最大航続距離(WLTCモード):303㎞

 

サウンドジェネレーターは新たなEVの楽しみ方に貢献?

アバルトといえば、クルマ好きにはサソリのエンブレムでもお馴染みのスポーツ銘柄。フィアットがベースの高性能車作りに長けたブランドということで、最新作はEVのフィアット500eを独自アレンジ。電気モーターは出力とトルクがそれぞれ37PSと1.6kg-m引き上げられ、ベース車はもとよりガソリン仕様のアバルトと比較しても同等以上の速さを実現する。実際、その走りは見た目に違わず活発で、EVとしては軽量なことも相まって、積極的に操った際のスポーツ性は十分に高い。

 

だが、最大の特徴はやはりアクセル開度やスピードに応じてスポーティな音が楽しめる「サウンドジェネレーター」を装備していることだろう。のべで6000時間以上をかけ“調律”されたという擬似サウンドは、往年のアバルトを彷彿とさせる出来映え。真面目に考えれば本末転倒なのだが、クルマの運転を趣味とする人にはEVの新たな楽しみ方として有望であることは間違いなさそうだ。

 

インターフェイスはデジタル化

クラシカルな造形ながらメーターがデジタル化されるなど、機能は最新のEVらしい仕立て。もちろんサウンドジェネレーターはON/OFF可能なので、EVらしい静かさも確保できる。

 

スポーティな外観と「音」がセットに!

アバルトを象徴するサソリのモチーフを随所に配した外観は、スポーティな風情を演出。サウンドジェネレーターのスピーカーはリア下部に配置され、車外にも高性能なコンパクトハッチらしい快音を響かせる。

 

ガソリン仕様と同等の速さを実現!

フロントの電気モーターはベース車より強化。ガソリン仕様のなかでも上位モデルとなるアバルト695と同等の加速性能を実現する。

 

アバルトらしさも十二分!

アルカンターラ仕立てのシートは、ハイバックのセミバケット形状。スポーツ仕様らしいサポート性と快適な座り心地を両立する。

 

実用度はベース車と変わらず

ボディサイズを考えれば、十分に実用的な広さの荷室。ベース車同様、ハッチバックの他にセミオープンのカブリオレも選択できる。

 

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