今回は日本が生んだ軽の合理性が堪能できるスズキ「スペーシア」を紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2024年2.5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

さらに便利&快適になってライバルを迫撃!

スズキ スペーシア

SPEC【ハイブリッドX(2WD)】●全長×全幅×全高:3395×1475×1785mm●車両重量:880㎏●パワーユニット:657cc直列3気筒DOHC●最高出力:49PS/6500rpm●最大トルク:5.9kg-m/5000rpm●WLTCモード燃費:23.9km/l

 

後席に新採用された“飛び道具”は効果も十分

2021年には累計販売が100万台を突破、現在は130万台を超えているというスペーシアが3代目へとスイッチ。この新型では持ち前の使い勝手を一層高めるとともに、運転支援機能はもはや「ないものはない」レベルに。走りについてもクラストップの低燃費を実現するなど、全方位的に隙のない進化を遂げている。

 

その外観はベース車、カスタムともに全体の質感が向上している。頑丈な大容量コンテナがモチーフという造形はシンプルでいながら、適度な“塊感”も演出。特にカスタムはフロント回りがスッキリとした相乗効果で、サイズ以上の上質感すら漂わせるようになった。

 

シンプル、という表現は例によって多機能な室内にも当てはまるが、新型では後席に要注目の新装備も採用。座面前方の「マルチユースフラップ」はオットマン、レッグサポート、荷物ストッパーという3つの機能があり、このなかではレッグサポートが走行中の疲労軽減に大きく貢献していることが今回の試乗でも確認できた。

 

その走りは自然吸気、ターボともに満足できる仕上がり。足回りは自然吸気でも頼もしさを感じさせる仕立てとなるだけに、動力性能に余裕があるターボなら、ファーストカーとしてのニーズにも高いレベルで応えられるはずだ。

 

クラストップの低燃費を実現

マイルドハイブリッドとなるエンジンは、先代比でターボ(写真上)が2.1㎞/ℓ、自然吸気(同下)は2.9㎞/ℓWLTCモード燃費が向上。

 

外観は「ツール感」を演出する造形に

先代はスーツケースだったが、新型の外観は大容量コンテナがモチーフ。ボディカラーは新色を含む8色に、ルーフがソフトベージュ(写真)となる4色を加えた合計12色。

 

カスタムは上質感と存在感を重視

先代比では、特にフロント回りがスッキリした印象のあるカスタムの外観はベース車以上に質感が向上した印象。こちらのボディカラーは単色7色、2トーン4色の合計11色。

 

後席の快適性と使い勝手が格段に向上

シート回りのトピックは、後席のマルチユースフラップ。オットマンモード(写真:中)ではリラックスした姿勢が取れるほか、荷物ストッパーモード(写真:下)では買い物かごのずり落ち防止などに重宝する。

 

先代比では荷室高が拡大

荷室は後席格納時の床面が先代以上にフラット化。加えて40㎜の低床化を実現したことで、使い勝手を着実に進化させている。

 

シンプルにして多機能な仕立て

コンパクトな液晶メーターを採用するインパネ回りは、収納関連の装備が充実。助手席前には大きなオープントレイのほか、適度なサイズのインパネボックスも備わる。