年末調整しても保険料控除が戻ってこない理由は何?と気になっている人は多いのではないでしょうか?

この記事では、年末調整しても保険料控除が戻ってこない理由や還付金がもらえる人の条件などについて説明します。

年末調整しても保険料控除戻ってこない理由は?

年末調整しても保険料控除が戻ってこない理由には、扶養人数が減った、子どもの年収増加、申告ミスなどがあります。

扶養人数が減った

毎月の所得税の天引きは扶養人数を考えて決められているので、扶養人数に変化がなければ清算額はほんの少しで済むケースが多く、戻ってくることもあります。

ただ、扶養人数が減ると年末調整で税金を追加天引きされることがあるので注意しましょう。

子供の年収の増加

子どもを扶養に入れていて、知らない間にアルバイトで年収が103万円を超えた場合は、親の扶養に入れることができません。

ただ、親がそこまでの金額を得ていることを知らないまま扶養に入れて届け出をし、会社が処理してしまうこともあります。この場合は、税務署が把握した時点で本来支払うべき税額を決めたり、追加納付の手続きなどが決められたりします。

申告ミスをしている

配偶者が扶養から外れたことを会社に届け出たのに処理していなかった場合など申告ミスをしている場合には、年末調整で追加天引きされる可能性があります。

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還付金はどんな人がもらえるの?

還付金がもらえるのは、毎月差し引かれた所得税の金額よりも実際に支払う所得税が少なかった人や勤務先では把握できていない所得税控除がある人などです。

控除には保険料控除だけでなく、住宅ローン控除、配偶者特別控除などがあり、控除額が増えると還付金額が増えます。

具体的には、個人で保険に加入している人、家族が増えた人、社会保険料を個人で支払った人、iDeCoに加入している人、住宅ローンを組んでいる人などが還付金をもらえる対象となります。