SNSやスマートフォンの普及にともなって、絵文字は日々のコミュニケーションに欠かせない存在になりました。

絵文字はおもにSNSの投稿やメッセージなどに使われますが、Webページのタイトルやメタディスクリプションにも使えることはあまり知られていません。

この記事では、タイトルとメタディスクリプションに絵文字を使うべき理由と、SEOで使う際の注意点について解説します。

現代のコミュニケーションに欠かせない絵文字

▲絵文字を使ったタイトル&スニペット例(出典:Yoast)

いまでは絵文字のない世界など想像できないぐらい、オンラインコミュニケーションと絵文字は強く結びついています。たとえばOxford Dictionariesが選んだ2015年の「今年の単語」には、涙を流しながら笑い転げる絵文字(

)が選ばれました。絵文字の豊かな表現力が認められた結果です。

絵文字は表情だけでなく、スポーツや食べ物まで、さまざまなものを表現できます。感情を効果的に表現できるだけでなく、文章をひとつの絵文字に置き換えることも可能です。

メールやSNSの文章は短いことが多く、コミュニケーションは簡潔かつシンプルであることが求められます。絵文字はこうした現代のコミュニケーションにぴったりの存在だと言えるでしょう。また、遊び心のある絵文字を使えば、短い文章でも効果的に興味をひくことができます。

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なぜ絵文字をページタイトルやメタディスクリプションに使うべきなのか?

検索エンジンも、絵文字を使った検索をサポートしています。ドーナツの絵文字(

)と住んでいる町の名前を入れて検索すれば、ドーナツを売っているお店が表示されるはずです。また、検索結果のタイトルやメタディスクリプションにも絵文字が出てくるかもしれません。

▲「

東京」の 検索結果

Googleは、ページタイトルやメタディスクリプションに絵文字を使うことは認めているものの、SEOに直接影響を与えることはないと述べています。つまり、自分の意思で絵文字を使うことはできますが、それによるランキングの向上は期待できないということです。

しかし、検索結果のCTR(クリック率)に影響を与えることで、間接的にSEOをサポートすることはできます。文字ばかりの中で、カラフルな絵文字は目立つはずです。絵文字を使えばオーガニック検索の注目度向上が見込めるため、CTRやランキング上昇の可能性もあります。

▲出典:Yoast