バイク人気と、切っても切り離せない関係にあるのが、バイクが登場するヤンキー漫画。最近では『東京卍リベンジャーズ』の主人公・花垣武道が乗るホンダ「CB250T(ホーク)」の中古価格が高騰しているとか。1990年代にも、『特攻の拓』『カメレオン』『湘南純愛組!』などの作品に多くのバイクが登場し、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

こうした漫画に登場するマシンは、名車の評価を得ているものが多いので、ピックアップして紹介していきましょう。

 

■ホンダ「CB250T(ホーク)」(花垣武道、佐野万次郎)

『東京卍リベンジャーズ』の作中で主人公の花垣武道と、東京卍會の総長である佐野万次郎(マイキー)が乗っているのがホンダの「CB250T」。同社の2気筒マシンに与えられる「ホーク(HAWK)」の名も冠し、排気音が「バーブー」と聞こえることから「バブ」という愛称でも呼ばれます。1990年代のヤンキー漫画では、400cc以上の排気量のものが多く、同じホークシリーズでも「ホークⅡ(CB400T)」が取り上げられることが多かったように感じますが、250のほうに主人公や総長が乗るというのが、ちょっと今どきっぽいなと思ってしまいます。

 

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■カワサキ「ゼファー」(龍宮寺堅、鬼塚英吉、浅川拓)

『東京卍リベンジャーズ』では人気キャラの1人である龍宮寺堅(ドラケン)が乗り、1990年代の『湘南純愛組!』では主人公の鬼塚英吉の愛車として登場するのがカワサキの「ゼファー」(鬼塚はその後「ゼファー750」「ゼファー1100」にステップアップ)。『特攻の拓』では主人公の浅川拓も乗っていましたね。1989年に発売され、レーサーレプリカブームを終わらせて、その後のネイキッドブームを作った立役者的なモデルです。近年は価格の高騰が続き、200万円を超える個体もあるとか。