ビル工事に初適用、清水建設「環境配慮コンクリ」の効果

清水建設は31日、バイオ炭の混和によってコンクリート内部に炭素を貯留する環境配慮型コンクリート「SUSMICS―C」について、二酸化炭素(CO2)の吸収量が排出量を上回るカーボンネガティブ仕様を初めて現場に適用したと発表した。千葉県印西市の「グッドマンビジネスパーク ステージ6ビルディング2新築工事」で、510立方メートルのレベルコンクリートの打設に活用。カーボンネガティブ仕様の適用実績としては国内最大級という。

SUSMICS―Cは、木質バイオマスの炭化物であるバイオ炭を混和した環境配慮型コンクリート。木質バイオマスが成長過程で大気中から吸収したCO2を難分解性の炭素としてコンクリートに固定する。

今回の適用では、1キログラム当たり実質2・3キログラムのCO2を固定化したバイオ炭を、コンクリート1立方メートル当たり60キログラム混和して配合。バイオ炭を利用しないコンクリートに比べて、111%のCO2排出削減効果を実現した。定量的な削減量は65・9トンと試算。CO2固定量の妥当性について、第三者の認証取得の準備を進めている。