富山・朝日町で公共サービスパス「LoCoPiあさひまち」開始、マイナンバーカード活用

 富山県朝日町と博報堂は1月31日に、マイナンバーカードを活用した公共サービスパス「LoCoPi(ロコピ)あさひまち」のサービスを開始したことを発表した。

●生活者参加型のサービス



 「LoCoPiあさひまち」は、富山県内でもっとも高いマイナンバーカード交付率(2023年12月末時点での交付率は80.8%)を誇る朝日町において、全世代の住民を対象にした公共サービスパス。

 町内の学校など約30カ所の公共施設に設置された専用のカードリーダーで、利用者が自身のマイナンバーカードをタッチすることによって、サービスの利用が可能になる。

 小中学校の登下校時や、高齢者が参加する介護予防教室などの外出先で、マイナンバーカードを専用カードリーダーにタッチすると、メール通知が自動で見守りサービスを利用する保護者や家庭などへ送られる。また、子どもには専用ICカードを発行し、マイナンバーカードを持ち歩くことなく利用できるようにする。

 高齢者の見守り用途としては、見守りの対象となる高齢者が一定の期間にカードリーダーへのタッチを行わなかった場合、「ごぶさたメール」が通知されるサービスも用意しており、離れて暮らす家族の、生活の異変に気づける仕組みも用意している(見守りを行う家族が県外に在住している場合でも登録・利用可)。

 あわせて、町内の図書館や体育館などの公共施設、タクシーや共助型公共交通「ノッカルあさひまち」およびバスなど交通機関、地域活性イベントへの参加といった、朝日町内でさまざまな行動をする際に、マイナンバーカードを専用カードリーダーにタッチすると貯められる「LoCoPiポイント」が提供される。

 貯まった「LoCoPiポイント」は、同町における地産地消の特産品や公共交通が利用可能な「LoCoPi交通チケット」、町内施設での決済に使える「LoCoPiデジタル商品券」(電子マネー)などと交換できる。

 専用カードリーダーは、町内の公共施設や介護予防教室、公共交通機関に設置される。利用者にとっては「LoCoPiポイント」を貯めることが可能で、町にとっては公共施設やサービスの利用状況を把握できるというメリットがある。利用状況データは、施設やサービスの最適化やコスト削減のために用いられ、持続可能なサービス提供につながる。