中間管理職の皆さんは、「所属する組織によい影響を与えている」と自信を持って言えますでしょうか。もしかすると、あなたの何気ないマネジメントが悪影響を及ぼしているかもしれません。今回は、組織に欠くべからざる中間管理職になるために必要な四つのことについてお伝えしていきます。

「社長の代理執行者である」という認識を持つ

自分の指示に従う部下たちを前にして、中間管理職の皆さんは彼らにどう映りたいと思いますか。

憧れの人、尊敬できる人、頼りになる人。もちろんこれらが間違っているとは言えないでしょう。ただ、それは大前提を踏まえているのであれば、です。

大前提とは何か。それは、「中間管理職とは社長の代理執行者である」という認識です。

社長からすれば、もし自分に十分な時間があれば全社員の面倒を自分で見た方が、業績が伸びる確率は高くなるでしょう。しかし、会社が大きくなってくるとそれができません。社長には、他にやらなければならないことがたくさんあるからです。そこで、社長の代わりに社員たちを管理してくれる人が必要になります。それが中間管理職という存在です。

組織に悪影響を与えてしまう中間管理職にはこの認識がありません。この認識を持っている中間管理職は、常に「社長が望んでいることは何か」を念頭に置いた上で行動を起こします。

例えば、そういう意識を持った中間管理職は会社や上司の悪口を言ったり、ライバルを蹴落とそうとしたりしません。都合の悪い事実を隠蔽することもないのです。実績が上がらないときに自分の目標を簡単に諦めることもしないでしょう。

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どんどん権限を行使する

日本人は奥ゆかしいとか、思っていることをはっきりと伝えないとよく言われます。それは間違いないのでしょうが、活躍できない中間管理職は本来意見を言うべきときでさえ黙っていることがあるのです。

  • 指示された計画が無謀だと思ったのに黙って部下に実行させる
  • 分からないことがあっても人に尋ねようとしない
  • 経費を投じればうまくいきそうなのに申請しない

これらは明かに間違っています。会社にとってよい結果をもたらそうと思い、行動するとしたら、

  • 指示された計画が無謀だと思ったので代案を作成し、上申した
  • 分からないことがあって先に進めなかったので上司に時間をとってもらいやり方を聞きに行った
  • より多くの集客をするためには投資が必要と考えたので経費を申請した

となるはずです。こうなると、急に「やらなければならない」という感覚が強くなるでしょう。また、行動を起こすことによって、組織におけるその人の注目度も強くなります。このように、権限を行使するということは、自らに責任を課し、その責任から逃れられない状況をつくり出すことになります。

中間管理職になったということは、これまでとは比べものにならないくらい大きな権限を手に入れているはずです。どこまで自分に権限があるのかを確認したら、とにかくそれをどんどん行使していきましょう。