大型案件獲得の「防衛」などけん引…NECの4―12月期、営業益16%増

NECが30日発表した2023年4―12月期連結決算(国際会計基準)は、調整後営業利益が前年同期比16・3%増の970億円となった。ITサービス分野は国内のデジタル変革(DX)需要を追い風に調整後営業利益が同36・4%増の1061億円と好調に推移。社会インフラ分野は大型案件を獲得した防衛がけん引役となり、調整後営業利益は同16・4%増の313億円と堅調だった。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

ITサービスは売り上げ増加に伴う利益拡大に加え、システム構築(SI)の収益性向上も寄与。調整後営業利益率は同1・5ポイント増の8・1%に上昇した。

社会インフラでは航空宇宙・防衛(ANS)の受注高が23年4―12月期の累計で同60%増と好調。ANSの調整後営業利益は同39・8%増の172億円となった。

藤川修取締役最高財務責任者(CFO)は「9カ月累積の進捗(しんちょく)は想定通りだ」と述べた。24年3月期連結業績予想は据え置いた。

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