豊洲市場隣接の「千客万来」2月1日オープン、24時間営業の温泉施設&飲食店など65テナント、インバウンドにも期待/万葉倶楽部

総合温浴施設を展開する万葉倶楽部は2月1日、飲食店など65テナントが入った「豊洲 千客万来」を開業する。

東京都の「千客万来施設事業」として、2015年から構想をスタートさせた施設。2018年に築地から豊洲へ市場が移転し、5年の時を経てついに完成した。1月29日にはメディア内覧会を行った。

「豊洲 千客万来」は、食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」と、温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」から成る。築地の伝統を継承すると同時に、豊洲ならではの活気を生み出すことで、豊洲市場の魅力を発信する。年間の見込み客数は、食楽棟で200万人、温浴棟で60万人。

温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」は、24時間営業の温泉施設。万葉俱楽部では11番目の施設にあたる。温泉は、箱根・湯河原の源泉から、毎日20tトラックで3往復して運ぶという。価格設定は、ほかの同社施設よりも高めに設定しており、日帰り入浴は大人3850円(タオルや館内利用料等含む)。また、8階のデッキには、温泉利用客でなくても無料で入れる足湯がある。


温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」男湯露天風呂/豊洲 千客万来


温浴棟 8階の無料足湯/万葉倶楽部「豊洲 千客万来」

〈江戸の街並みを再現した「食楽棟」は豊洲市場隣接ならではの食を楽しめる/豊洲 千客万来〉

食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は、江戸の街並みを再現したオープンモールで、店内飲食や食べ歩き、買い物を楽しめる。仲卸業者もいくつか出店しており、豊洲市場隣接である強みを活かした、新鮮な食材を多数取り扱っていることが特徴。また、築地場外市場からは、タレント・テリー伊藤の実家でも知られる、玉子焼き専門店「丸武」など数店舗が出店。

食楽棟は、1階から3階の3つのフロアで構成される。1階は手軽に食事を楽しめる店舗が多く、豊洲市場で働く人やオフィスワーカー、近隣住民の利用を想定している。本まぐろを使ったラーメンを提供する「本まぐろそば こつ」、築地市場の青果仲卸がフルーツや野菜を使ったジュースなどを販売するカフェ「RE:SET」など。


食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」1階 外観/万葉倶楽部「豊洲 千客万来」

2階は、江戸時代の活気ある市場を再現しており、屋内の「目利き横丁」と屋外の「豊洲目抜き大通り」などがある。「目利き横丁」には、食べ歩きやカウンター飲みを楽しめる店舗が集まる。「豊洲目抜き大通り」は、うなぎや寿司など江戸前の食事が楽しめるエリア。


食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」2階 外観/万葉倶楽部「豊洲 千客万来」

3階には、気軽に寿司などを楽しめるフードコートがある。また、広い店内で団体客も受け入れ可能な「海鮮バイキング いろは 豊洲」では、マグロの解体ショーも予定している。


食楽棟 3階フードコート客席/万葉倶楽部「豊洲 千客万来」


食楽棟 3階「海鮮バイキング いろは 豊洲」/万葉倶楽部「豊洲 千客万来」

1月29日に開催したメディア内覧会で、豊洲プロジェクト開発を担当した万葉倶楽部の高橋眞己副社長が囲み取材に応じた。

高橋副社長は、「(食楽棟には)仲卸業者の店舗がいくつかあり、他に類を見ない特徴づけができた」と話す。テナントリーシングの際には、その点を強く狙ったという。

インバウンドへの取組みを聞くと、「各テナントには、インバウンドを意識したメニューを1~2品開発するようお願いした。例えば、少しとんがった商品や、値段が高くてもインパクトがあり、外国人にアピールできるようなメニューなど」。また、イスラム教徒(ムスリム)への対応として、礼拝室も設けたという。

「インバウンドは当初から意識していたが、ここに至ると、かなり多くの方に来ていただけるのではと思っている」と期待を込めた。