ファミリーマートが7月14日に発表した2023年2月期第1半期連結決算は、営業収益1109億4200万円(前年同期比12.4%減)、事業利益161億8200万円(42.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益84億8100万円(37.1%減)となった。

「ファミマ・ザ・クリームパン」や「具だくさん!おむすび」の新商品のヒット、「フラッペ」「コンビニエンスウェア」の定番商品の伸長に加え、5月のGW以降の人流の戻りに対する売り場での備えが奏功し、既存店日商は第1四半期を通じて毎月前年を上回り3.6%増となった。5月単月では、ほぼ2019年度並みまで回復した。客数も、カテゴリー横断の商品フェアやファミペイ企画の各種キャンペーンにより、2.3%増と順調に推移している。

事業利益は、トップラインの好調、水道光熱費の高騰に伴う支援金の増加、販促費の前倒しなどの要因により、台湾ファミリーマートの関連会社化の影響を除くと前年同期差23億円減であるものの、想定通りだという。

当期利益は、外部環境変化によるコスト増加、海外事業関連、減損損失などで減益となっている。

「ファミペイ」は各種公共料金の支払いキャンペーンの実施や店頭での入会促進などもあり、5月末には1257万ダウンロードを達成した。

店舗数は、5月末で国内1万6564店舗、海外8026店舗、計2万4590店舗。