■I.米国株式市場

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●1.NYダウの推移

 1)6/23、NYダウ+194ドル高、30,677ドル(日経新聞より抜粋
  ・米連邦制度理事会(FRB)の積極的な金融引締めが景気悪化を招くとの懸念は根強く、相場の上値は重かったが、銘柄選別が進みハイテク・ディフェンシブが買われ、相場を押し上げた。
  ・市場では、米国が来年にかけて景気後退に陥るとの観測が広がりつつあり、6/23の米株相場では業種毎の騰落で明暗が出た。業績が景気の影響を受けにくい日用品やヘルスケア・公益事業などディフェンシブが買われた一方、金融や資本財など景気敏感株は売られた。景気減速で原油需要が細るとの見方から米原油先物相場が下落し、石油株は売り一色だった。
  ・米長期金利が一時3.0%と2週間ぶりの水準に低下し、高PERのハイテクには追い風となった。ただ、ハイテク銘柄の中でも選別が進み、マイクロソフトやアップルなど業績の安定感が強い銘柄が買われた反面、景気の左右されやすい半導体関連は総じて下げた。
  ・米FRBのパウエル議長は6/23の米下院金融サービス委員会で証言し、インフレ抑制に向け「無条件で取り組む」と述べた。市場では「景気や金融市場の安定を犠牲にしてでも金融引締めを続ける姿勢を示した」と受止められ、景気敏感を中心に売りが強まり、一時▲190ドル近く下げる場面もあった。

【前回は】相場展望6月23日 6/21の株価反発は、小戻しの範囲か 金融引締め長期化⇒景気後退の長期化⇒株式下落構図へ

 2)6/24、NYダウ+823ドル高、31,500ドル(日経新聞より抜粋
  ・6月は前日までに▲2,300ドルほど下げ、短期的な戻りを期待した買いが入った。
  ・消費者の期待インフレ率の低下を示す米経済指標の発表を受け、FRBの急速な利上げ観測がやや和らぎ、株買いを後押しした。
  ・NYダウは週間で+5.4%高と上昇率は今年3番目の大きさ、4週ぶりに上昇した。
  ・ミシガン大学の6月消費者態度指数は50.0と統計開始以来で最低となった。ただ、消費者が予想する1年先と5年先のインフレ率が低下し、利上げ加速への過度な警戒感が後退した。
  ・米長期金利の上昇一服で、金利低下で買われやすいハイテク銘柄の追い風となった。
  ・セールスフォース+7%高、マイクロソフト+3%、ボーイング+6%、ダウ+4%高。