
エレベーターの鏡は髪型やメイクを直すためのものではない――エレベーターの豆知識とそれに付随する考え方についてのツイートが「初めて知った」「ためになる話」と注目を集めています。
「エレベーターの鏡は髪型やメイクを直すためのものではなく、車椅子ユーザがバックで出るためのバックミラーなんです。」と伝えると、一部の学生から「知らなかった!」という反応。「鏡は車椅子ユーザのために設置されたものですが、多くの人の役に立つ。この感覚を知ってほしいです。」と伝えた。
— 小川修史(おがっち)????インクルーシブについて斜め135度から考える研究者 (@ogatti21) May 29, 2022
投稿したのは、兵庫教育大学の准教授で、日本障がい者ファッション協会(JPFA)の副代表を勤める、小川修史(ひさし)さん@ogatti21。
授業でエレベーターの内側に鏡がある理由について、身だしなみのためではなく「車椅子ユーザがバックで出るためのバックミラーなんです」と伝えると、一部の学生から「知らなかった!」という反応があったとのこと。ちなみに日本エレベーター協会でも「(車いすの方が)後ろ向きで出るときに後方を確認するため」と説明されています。
リプライ欄では「そうだったのか…」と同様に初めて知ったという声も多く、「広く感じさせるためかと思ってた」や「スリとかの犯罪の警戒かと思ってました」といった声が寄せられました。また「脚の手術をして車椅子だったときに、『おお、この鏡はそのためか!』と気付きました」との声も。
また上記ツイートには続きがあり、小川さんはそんな学生に向けて「鏡は車椅子ユーザのために設置されたものですが、多くの人の役に立つ。この感覚を知ってほしいです」と伝えたことを述べています。コメントでさまざまな“使い方”が寄せられたように、だれにとっても便利で使いやすい設計、これがまさにユニバーサルデザイン……!
そんなわかりやすい教え方も相まって「これはためになる」「社会の周縁を中心に考えたシステムは、社会全体にも恩恵がある、という例」と拡散されています。
なお、エレベーターの車いす専用ボタンは、押しやすい位置というだけでなく、一般用ボタンより「扉の開放時間」が長く設定されているとのこと。他にも気になる疑問の答えは日本エレベーター協会のFAQページにて書かれています。
「エレベーターの鏡は髪型やメイクを直すためのものではなく、車椅子ユーザがバックで出るためのバックミラーなんです。」と伝えると、一部の学生から「知らなかった!」という反応。「鏡は車椅子ユーザのために設置されたものですが、多くの人の役に立つ。この感覚を知ってほしいです。」と伝えた。
— 小川修史(おがっち)????インクルーシブについて斜め135度から考える研究者 (@ogatti21) May 29, 2022
ほんとに知らなかったです
— みゅー (@xxxxmiyuxxxx) May 29, 2022
おお✨✨✨またもや目からウロコが100枚は落ちました!! そうだったのか…
車椅子ユーザーもそうでないひとも、みんなが使い易いものって、良いですね。当たり前ですが。その当たり前がなかなか実現出来ていない社会ですが、ここで教えていただくことで、いつもの街の見方が変わります????— しほ (@shiho_goe) May 29, 2022
脚の手術をして車椅子だったときに、「おお、この鏡はそのためか!」と気付きました。中で旋回はできない、微妙な広さのエレベーターだったので、鏡は便利でした。
— ぴー (@epice4_329) May 29, 2022
エレベーターの鏡は車椅子ユーザーがバックで出やすいように設置されているが、髪型やメイクを直すのに使っても良い→○ https://t.co/wOlXYe9kF0
— ももいボン (@pizza_ga_oka) May 30, 2022
1部の人への優しさが
沢山の人への便利さに繋がってる。
この感覚を早く知っておくのは大事なこと。 https://t.co/ia1LZTVUpV— 栞@ないちゃー嫁 (@Shiori81028082) May 31, 2022
社会の周縁を中心に考えたシステムは、社会全体にも恩恵がある、という例。#ソーシャルジャスティス https://t.co/vZykgHOAnb
— Shoko Odani (@OdaniShoko) May 29, 2022
ハンディキャップある人が便利なものは、健常者にとっても便利なのよな。 https://t.co/SSZtTjTBBF
— Tsuki (@TsukiCrescent) May 29, 2022
バリアフリーな世の中は
全ての人にとって有益 https://t.co/NrfMN4iq3v— ゆず (@koyuzu_tmi) May 30, 2022