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炭次郎、鬼化の伏線!?回想の“桜”が意味する衝撃の理由!【鬼滅の刃考察】

いよいよ最終回目前となった「鬼滅の刃」遊郭編。毎週放送後にはSNSのトレンドを席巻するなど放送開始から変わらない人気を誇っているが、なかでも盛り上がりをみせたのは2月6日(日)に放送された第10話。アニメオリジナルシーンに隠された竈門炭治郎&禰豆子兄妹と妓夫太郎&堕姫兄妹の運命や、炭次郎が「自分が鬼になっていたら……」と違う未来に思いを馳せた回想シーンを紐解いていこう。


 
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<「ufotable」公式Twitterより>

鬼滅の刃に一環する「生者」と「死者」の表現


注目すべきは10話中盤に訪れる「その境遇はいつだって、ひとつ違えばいつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況」と語ったあとの回想シーン。炭次郎と禰豆子が手を繋ぎ歩くカットが入り、次いで妓夫太郎と堕姫のカットに変わる。

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<「ufotable」公式Twitterより>

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よく見ると、背景の色や構図までもが対比していることに気が付くだろう。しかし、対になっているのではここだけではない。アニメシリーズを追っている人であればピンとくるかもしれないが、キャラクターたちの向いている方向にカギがある。

無限列車編のオープニングを思い出してみてほしい。タイトルコールとともに、炭次郎は左へ、煉獄は右へと走り出していた。一方、遊郭編のオープニングでは、炭次郎と宇髄は左を向いて共に走り出す。
舞台演劇などでは演者が右を向くことで「過去を見る」「受け止める」などネガティブな表現をし、左側を向くと「未来に向かう」「行動を起こす」など、ポジティブさを表す演出があるが、同じく「鬼滅の刃」にもさまざまな場面で生死の対比があったことに気が付くだろう。
それを踏まえて10話のシーンを見てみると、暗に兄妹の対比だけでなく、両者の向かう未来を描いているのかもしれない。

背景の「桜」に隠れた思い


同じ回想内で印象的なのは、「もし俺が鬼に堕ちたとしても、必ず鬼殺隊の誰かが俺の首を切ってくれるはず」と語り、地面に突き刺さった日輪刀を見つめるシーン。ここで注目してほしいのは、「背景」だ。炭次郎の回想シーンでは、景色のなかに必ずといっていいほど「雪」が描かれていないだろうか? しかし、この回想でははじめて「桜」が描かれている。

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▲無限列車編 第2話「深い眠り」のワンシーン
<「ufotable」公式Twitterより>


なぜアニメオリジナルシーンでわざわざ桜が散る演出を入れたのだろうか? その答えは、かなり深いものになりそうだ。桜の花言葉には「純潔」などの意味がある。前述したように、炭次郎兄妹と妓夫太郎兄妹は対になるキャラクター。もし炭次郎が物語の序盤で鬼になっていたとしても、人を食べてしまう前に“純潔のまま”退治してくれるはずだという仲間への信頼の現れかもしれない。

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