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【都市伝説】水戸黄門もビビった!?千葉県にある神隠しスポット「八幡の藪知らず」

 
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一度足を踏み入れたら最後、二度と出てこれなくなる禁断の地。千葉県市川市には、今なお残る禁足地として「八幡の藪知らず」というミステリースポットがあります。周辺は開拓されているのに、あからさまに手付かず状態になっているその摩訶不思議な一角をGoogleストリートビューで振り返ってみましょう。

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水戸黄門が妖怪と遭遇!?

「八幡の藪知らず」には古くからの言い伝えが多数残っています。中でも有名なのが、江戸時代の水戸藩主・徳川光圀(水戸黄門)が森の中に足を踏み入れた際に怪異が起こったという説。

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江戸時代前から「この藪に足を踏み入れると二度と出てこられなくなる」という伝承が伝わっていたとされるこの森。
水戸黄門が神隠しの伝承を聞きつけ、「馬鹿げた話だ」と言いながら単身藪の中に踏み込んでみると……。

左右に多数の妖怪をたずさえた白髪の老人が突如出現し、「戒めを破って入ってくるとは何事か!」と激しく叱責してきました。

仰天した水戸黄門はやっとの思いで藪を抜けて帰還。土地の者を集めてこの地を禁足地にするように申し付けたといいます。この話が後に錦絵に描かれて世に広まりました。

現地を見てみるとそこには…!?



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そんな伝承に登場する「八幡の藪知らず」が、現在の地でも存在するということで、Googleマップのストリートビューでその姿を確認してみましょう。場所は千葉県市川市八幡2丁目をチェック。国道14号線沿いにビルが立ち並ぶ景色が広がります。

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千葉方面に少し進むと歩道橋が出現。その右手奥にうっそうと生い茂った森が見てとれます。あれがうわさの藪でしょうか?

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カメラアングルをぐるっと右に向けてみると、広大な竹藪と鳥居が出現! 間違いない、ここが「八幡の藪知らず」のようです。それにしても近代建築物が並ぶ国道にいきなり森林が出現するとは驚きです。

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左右いっぱいに広がる竹林。その周辺を二重の石囲いが巡ります。そして正面に鳥居としめ縄。なんだか威圧感を感じます。

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ストリートビューは360度自由にカメラアングルを動かせるので、試しに上方に向けてみると……。竹が驚くほど伸びていて、空を覆い隠さんがばかりになっているのが分かります。これだと昼間でも薄暗くなって、確かに方向感覚がおかしくなってしまうかも。

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鳥居をくぐるとすぐにお社と奥の石囲いが。石囲いは完全にふさぐように敷かれていて、これ以上奥に入れないようになっています。それはつまり目の前の竹林が禁足地であることを物語っています。

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側面には石碑も鎮座していました。「不知八幡森」の石碑は安政4年(1857年)に江戸商人の伊勢屋宇兵衛が建立したものです。

伝承以降、出口が分からなくなることを例えて「やわたしらず」と表現するようになった、その発祥の地でもある八幡の森。21世紀になった今でも不可侵領域として手付かずで残っているのはなんだか不思議な感じがしますね。

現地を訪れた際はくれぐれも藪の中に入ろうなどとは思わないように。二度と出てこれなくなるかもしれません……?



machiuke

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