友だちとの絆を深めてくれる!? 2023年5月の満月「フラワームーン」はいつ？【スマホニュース】
日本や中国の古い暦がそうだったように、北米大陸に暮らしているネイティブアメリカンも、月の満ち欠けを基準としたカレンダーを使用していました。そんな彼らが「フラワームーン」と呼ぶ5月の満月が、2023年5月6日（土）の2時30分ごろに出現します。この月は人との絆が強化されるという不思議なパワーがあるそうですよ♪
友だちとの絆が強化される!? フラワームーンとは？
遥か昔より自然と対話し、自然に感謝をしながら暮らしてきたネイティブアメリカンは、農耕・狩猟生活の基準となる月に季節にちなんだ名前を付けていました。
■花咲き誇る季節の到来
日本では3月下旬から4月上旬に雨の日が続く菜種梅雨があり、5月に新緑の美しい初夏を迎えます。英語には同じような自然の営みを表す、「April showers bring forth May flowers.（4月の雨が5月の花をもたらす）」ということわざが。フラワームーンとは、花咲き誇る季節の訪れを喜んでいる、古の人びとの思いが詰まった名称なのかもしれません。
他にも地域によって「コーンプランティングムーン」と呼ばれていたこともあったそう。コーンプランティングムーンは「Corn Planting」、つまりトウモロコシの植え付け時期を指していたようです。
■フラワームーンに願いたいこと
星座の物語のように、古代の人たちは天空で起きているできごとに神秘を感じ、不思議な力が宿っていると信じていました。星や太陽、月にさまざまな祈りや願いが行われ、時期にあった願いごとをすると成就するという説もあります。フラワームーンにも「人間関係に変化」「絆が生まれる」といった意味があるそう。実際の満月に願いをかけるだけでなく、当日撮影したフラワームーンの写真を、スマホの壁紙にすると効果があるかも!?
フラワームーンの見ごろは？
国立天文台の発表によると、フラワームーンとなる月は2023年5月6日2時34分に最も満ちるそう。じつはこの日は、月がぼんやり薄暗くなる「半影月食」とも重なっており、より神秘的な満月を観察するチャンスです！■フラワームーンの場所をアプリでチェック
月や太陽、星座は日々昇ってくる場所が変わるため、アプリを使って動きを調べておくのがおススメ。フラワームーンがどのように見えるのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。アプリが起動したら、画面上部で2023年5月6日02:30と入力。南西の方角を見ると、地平線の上に月が見えてくるので、アイコンをタップして月の軌道を表示すると、当日の月の動きがわかりますよ。
一般的な半影月食は月がうっすらと暗くなる程度で、肉眼では識別しにくいレベルですが、2023年のフラワームーンは条件がよく、月の上部が暗くなるのを確認できるかも。
下の図は月の動きと半影月食の範囲を表したもの。半影月食が最大となる2時23分ごろはほぼ南西に満月があり、その上部がより暗いエリアに接しているため、うっすらと暗くなることを示唆しています。
＜クレジット：国立天文台＞
2023年のフラワームーンは、ちょうどゴールデンウィーク後半の週末に当たりますから、夜更かしをしながら、満月と半影月食という神秘的なコラボレーションをお楽しみください♪
出典：国立天文台
