ドコモのビジネスdアカウントを解説|気になるメリット・デメリット
本記事では、ドコモのビジネスdアカウントについてサービスの概要を詳しく解説しています。
ドコモは2021年5月13日から、法人向けのdサービス「ビジネスdアカウント」を開始しました。
完全法人向けのサービスですので、現在法人契約をしている人や検討している人は、ぜひ参考にしてください。
トップ画像引用元:ビジネスdアカウント公式サイト
ビジネスdアカウントとは?
2021年5月に新たにスタートしたビジネスdアカウント。
元々ドコモのサービスのひとつでもあるdアカウントの法人バージョンです。
これまでの法人名義は、ドコモのビジネスサービスを利用する際、サービスごとに専用のIDを使っていました。
それをビジネスdアカウントでIDを一本化することで、ID管理を簡素化できるようになります。
では、dアカウントとの違いや、ビジネスdアカウントの特長を詳しく見ていきましょう。
ビジネスdアカウントとdアカウントの違い
ほとんどのドコモユーザーが所有しているdアカウント。
dアカウントは個人名義向けのサービスで、所有することでドコモの様々なサービスを利用することができます。
その他、様々なドコモのサービスが利用可能になります。
dアカウント自体はIDとなっており、感覚としてはgoogleアカウントのようなものです。
無料で発行ができるので、ドコモで初めて契約をする際や機種変更をする際に同時に発行している人が多いでしょう。
dアカウントは、ドコモユーザー以外も利用が可能です。
多様なサービスを利用できるdアカウントですが、ビジネスdアカウントとは扱い方が異なります。
dアカウント…ドコモのサービスを利用するためのID ビジネスdアカウント…ドコモのサービス+法人向けのドコモのサービスを利用するためのID
ビジネスdアカウントは、dショッピングなどのドコモのサービスも利用できます。
しかし、現状dアカウントで使えるサービス=ビジネスdアカウントで使えるというわけではありません。
ビジネスdアカウントで使えるサービスは順次対応予定です。
今後、dアカウントでは使えるのにビジネスdアカウントでは使えないというサービスもでてくる可能性があります。
ビジネスdアカウントを作る際は、使いたいサービスが対応しているかあらかじめチェックしておきましょう。
また、すでにdアカウントを所有している場合は、ビジネスdアカウントに移行も可能です。
ビジネスdアカウントのセキュリティ
ビジネスのアカウントで重要視したいのが、セキュリティです。
IDとパスワードを都度入力だと、わずらわしさはあまり変わりませんよね。
ビジネスdアカウントでは、dアカウントでも使われているFIDO認証を使ったパスワードレス認証をおこなえます。
パスワード入力を無効化することで、より簡単にサービスを利用できます。
パスワードレスとなると逆にセキュリティが心配になりますが、FIDO認証は堅牢で安心安全な方法です。
パスワードを手も第三者による盗みにくくなるため、不正アクセスを防ぐことができます。
ログインは生体認証か画面ロック
ビジネスdアカウントは、パスワードレスなので入力が不要です。
その代わり、生体認証もしくは画面ロックでログインができます。
パスワード入力よりもスムーズに解除できるだけでなく、セキュリティも強化できるのでメリットだらけです。
dアカウントでもすでに使われている方法です。
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ビジネスdアカウントでできる法人サービス
ビジネスdアカウントで利用できる法人サービスをいくつか紹介します。
ビジネスdアカウントでは、2021年上期の間に50サービスとの連携を予定しています。
経費清算やビジネスチャットなど、様々な業務効率化サービスに対応する予定です。
ビジネスdアカウントで業務が簡素化できることになるので、非常に期待ができますね。
では、現状で対応が決定しているサービスの一部を見てみましょう。
それぞれ簡単に解説します。
ドコモビジネスメンバーズ(ドコモビジネスプレミアクラブ)
以前からあったドコモビジネスプログラムが、2021年7月にドコモビジネスプレミアクラブに改称します。
ドコモビジネスメンバーに変わることで、以前より更にポイントがたまりやすくなる予定です。
ビジネスdアカウントスタートによりドコモビジネスクラブの会員サービスが充実します。
それに伴い、名称も変更することになりました。
ドコモビジネスメンバーズになると同時にサービスを刷新する予定なので、期待ができます。
ドコモビジネスWi-Fi
ドコモビジネスWi-Fiは、ドコモビジネスプレミアクラブ会員であれば利用できる公衆Wi-Fiのことです。
2021年5月13日にスタートした新サービスです。
元々ドコモのサービスでもあったdocomo Wi-Fiは2022年2月に提供終了します。
そのため、これからビジネスdアカウントを登録する人は、ビジネスWi-Fiに登録しておいた方が良いでしょう。
外出先で手軽にWi-Fiが使えて、仕事でのやりとりもスムーズになります。
月額料金は無料ですが、申し込みが必要なので注意しましょう。
NewsPicks
NewsPicksは、経済ビジネス向けのニュースが専門家の意見とともに閲覧できるサイトです。
この度、NewsPicksとドコモが共同事業契約を締結し、ビジネス向けにサービスを始めることを発表しました。
2021年7月ごろからサービス開始予定です。
今後は、ビジネスdアカウントを使ってNewsPicksのニュース閲覧、コメントができるようになります。
gacco
gaccoは、オンライン講座やオンライン研修が利用できる法人向けeラーニングサービスです。
gaccoの運営は、株式会社ドコモgaccoで、ドコモが運営元になっています。
有名講師による講座はもちろん、社内研修プラットフォームなどオンライン講座の様々なサービスがあります。
2021年上期より、ビジネスdアカウントでgaccoが使えるようになる予定です。
企業のスキルアップの手助けになるでしょう。
ビジネスdアカウント申し込み方法
ビジネスdアカウントは3つの方法で申し込みができます。
基本的には、通常の手続きと同じです。
それぞれ簡単に方法を解説します。
ドコモショップで申し込み
ビジネスdアカウントは、通常の手続き同様ドコモショプで手続きが可能です。
必要書類は、法人の登録状況によりことなる場合があります。
あらかじめインフォメーションセンターやドコモショップで確認することをおすすめします。
参考までに一般的な手続きには、以下の書類がそろっているとスムーズです。
これらの書類はいずれかではなく、全て必要です。
法人の登録状況によっては、受付できるドコモショップが決まっている場合があります。
例えば、手続きをしに行ったことがないドコモショップを訪れた場合
「ドコモショップ〇〇店の法人営業担当にご相談ください」
と言われることもあるので、法人営業担当が決まっている場合は先にそちらに連絡をした方がスムーズです。
ドコモ法人営業担当で申し込み
ドコモ法人営業担当が明確になっている場合は、担当に連絡をしましょう。
法人営業担当がついていれば、複雑な手続きも必要ないですし、状況によっては訪問も不要です。
法人名義で契約をしているが営業担当がついていないというパターンもあります。
その場合は以下の問い合わせ窓口に相談すると、最寄りの法人営業を紹介してくれます。
ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター 0120-808-539 平日9:00~18:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
インターネットで申し込み
ビジネスdアカウントは、ビジネスdアカウントの公式サイトから申し込みが可能です。
dアカウントからも移行も同じ流れになります。
それぞれの操作手順を紹介します。
新たにビジネスdアカウントを作る場合
新たにビジネスdアカウントを発行する場合、登録するメールアドレスによってやや手順がことなります。
いずれかを用意しておきましょう。 1ビジネスdアカウントの公式サイトにアクセス 2ビジネスdアカウントメニューをクリック
この見出しの画像引用元:ビジネスdアカウント公式サイト
3「ビジネスdアカウントを発行する」をクリック
4ドコモのアドレスをクリックするorその他のアドレスにメールアドレスを入力する
5ドコモのメールアドレスの場合はネットワーク暗証番号を入力し「次へ」をクリック 6ワンタイムキーが発行された場合はSMSで届いた番号を入力 ※発行されずに次のステップに進む場合もあります 7IDとパスワードを決めて入力して「次へ」をクリック 8会社名などの基本情報を入力し「次へ」をクリック 9内容に問題がなければ「上記の規約に同意して次へ」をクリック 10ビジネスdアカウント登録完了と画面にでたら手続き終了
既存のdアカウントから移行する場合
1ビジネスdアカウントの公式サイトにアクセス 2ビジネスdアカウントメニューをクリック
この見出しの画像引用元:ビジネスdアカウント公式サイト
3「dアカウントからの移行手続きへ」をクリック 4ネットワーク暗証番号を入力し「次へ」をクリック 5会社名などの基本情報を入力し「次へ」をクリック 6内容に問題がなければ「上記の規約に同意して次へ」をクリック 7ビジネスdアカウントへの移行完了と画面にでたら手続き終了
ビジネスdアカウントのメリット
ビジネスdアカウントに登録することで、どんなメリットがあるのかまとめました。
それぞれ詳しくみていきましょう。
パスワード入力不要
ビジネスdアカウントは、パスワードレスのため入力不要です。
パスワードは複雑なので、忘れないようにどこかにメモをしておく人がたくさんいます。
そうすると流出につながってしまうことも。
また、入力間違いでロックがかかると、法人の場合は面倒です。
パスワードレスであれば、画面ロック解除や生体認証のみでログインが可能。
更に使いやすくなります。
24時間セキュリティ対応
法人契約の場合、重視したいのはセキュリティの高さですよね。
元々dアカウントで使われているセキュリティサービスは、パスワードレスだけでなくセキュリティも万全です。
24時間体制で365日のセキュリティ監視をしているので、安全対策もしっかりできています。
利用料などの管理がしやすい
これまではバラバラのIDで法人サービスを使っていたのが、ビジネスdアカウントで統一されます。
それぞれの利用料を計算する必要がなくなり、アカウントひとつで簡単に管理ができるようになります。
経理関係など、今後楽になるところが増えるでしょう。
ビジネスdアカウントでは、経費精算や勤怠管理もできるようになる予定です。
業務効率化したい企業にピッタリのサービスです。
ビジネスdアカウントのデメリット
あまりデメリットのないビジネスdアカウントですが、注意しておきたいデメリットを見ておきましょう。
詳しく解説します。
法人名義でないと申込できない
ビジネスdアカウントでは様々な法人サービスが利用できます。
しかし、現状登録できるのは法人名義のみです。
例えば、仕事で使っているスマホが個人名義のケースもあります。
その場合は申し込みできません。
個人から法人への名義変更もできるので、回線数が多い場合は法人名義も検討してみましょう。
ドコモユーザー以外の法人はまだ使えない
個人名義でも使えるdアカウントは、ドコモ以外のユーザーも利用可能です。
しかし、ビジネスdアカウントは、2021年6月現在ドコモユーザーのみしかつかえません。
2021年7月から随時申し込みができるように調整されるようですので、他社ユーザーはしばらく待つ必要があります。
ですが、まだビジネスdアカウントで利用できるサービスが出そろっていないので、急ぐ必要もないでしょう。
ビジネスdアカウントキャンペーン実施中
ビジネスdアカウントでは、キャンペーンをおこなっています。
7月末までの申し込み限定特典なので、ビジネスdアカウントを検討している人はぜひ早めに手続きをしましょう。
キャンペーン自体にエントリーはなく、条件をみたしていれば自動で付与されます。
条件は3つです。
基本的にはビジネスdアカウントを作る過程でほぼ条件クリアになります。
ビジネスdアカウントは無料で作れるので、せっかくの特典をもれなくゲットしておきましょう。
ビジネスdアカウントは作って損なし
ビジネスdアカウントについて詳しく解説しました。
最後に内容をおさらいしておきましょう。
さまざまな法人サービスを利用する際に必要なビジネスdアカウント。
今後は業務効率化をメインに、多くのサービスに対応していく予定です。
無料で作れるので、まだ登録をしていない法人契約回線は、ぜひキャンペーン中に申し込みを検討してくださいね。
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