ドコモ「スマホおかえしプログラム」とは?返却方法・タイミングなど解説
この記事では、ドコモのスマホおかえしプログラムの内容と、デメリットや返却方法について解説します。
スマホおかえしプログラムは機種代金の負担が少なくなるメリットがありますが、多少のデメリットもあります。
また、2021年2月からは郵送で端末返却できるようになりましたが、手続き方法がわからない人が多いようです。
これからドコモで機種変更する方は、この記事を参考にスマホおかえしプログラムを活用してください!
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ドコモ「スマホおかえしプログラム」とは
画像引用元:コーポレートアイデンティティ | 企業情報 | NTTドコモ
ドコモのスマホおかえしプログラムは、36回払いで購入した対象機種をドコモに返却することで、最大12回分の機種代金支払いが免除される割引オプションです。
機種購入時にスマホおかえしプログラムに加入して25回目の支払いまでに返却すれば、36回払いのうち24回までしか支払わなくて良くなります。
また、加入はドコモオンラインショップでも可能で、プログラムの利用時にも郵送で返却OKです。
ただし、分割支払いの契約が必須なので、一括払いまたは分割払いの審査が通らないと利用できないことに注意が必要です。
スマホおかえしプログラムの内容
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スマホおかえしプログラムの内容は次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
特典適用条件 | 対象の携帯電話を36回払いで購入且つ スマホを返却 ※返却時に審査あり |
加入時期 | 対象機種の購入時のみ |
加入名義 | 個人・法人名義 |
加入窓口 | 店舗・オンラインショップ |
月額料金 | 不要 |
特典 | 36回の分割払いで購入した対象機種を返却で 翌々月請求分以降の分割支払金が不要 (最大12回分) |
機種代金108,000円のスマホを例にドコモのスマホおかえしプログラムに加入した場合の差額は下記表です。
支払い方法 | 36回分割払い時 | スマホおかえしプログラム適用時 (24ヶ月目までに返却した場合) |
---|---|---|
支払い総額 | 108,000円 | 72,000円 |
差額 | 0円 | 36,000円お得 |
36回払いで支払い続けるよりも36,000円お得になるので、ドコモで2年毎にスマホを機種変更する人にはおすすめのオプションです。
スマホおかえしプログラム自体は月額料金無料で加入できるので、とりあえず加入しておいて24ヶ月目に利用するか否か決めるのも良いでしょう。
スマホおかえしプログラムの加入タイミング
ドコモのスマホおかえしプログラムに加入できるタイミングは、対象の携帯電話を購入した時のみという点に注意が必要です。
購入後にスマホおかえしプログラムを追加しようとしても受付できないので、店舗・オンラインショップでの申し込み時には必ず加入しておきましょう。
スマホおかえしプログラム加入後、返却も使い続けるのも選べるのもポイント
スマホおかえしプログラムを利用するにはスマホの返却が必要ですが、スマホおかえしプログラムの利用自体は強制ではありません。
ドコモによるとユーザーがスマホを機種変更するまで使用し続ける期間は、平均36ヶ月というデータもあるようです。
積極的に機種変更したい人はスマホおかえしプログラムを利用して24ヶ月目に機種変更を、特に変更する理由が無ければそのまま利用し続けると良いでしょう。
スマホおかえしプログラムの適用条件
画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
ドコモのスマホおかえしプログラムには条件が設定されています。
どのスマホも無条件に返却すれば最大12ヶ月分の支払いが免除される訳ではありません。
オプション | スマホおかえしプログラム |
---|---|
適用条件 | dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブ会員である 本プログラム加入時に購入した携帯電話が返却条件を満たした状態で返却する |
プログラム適用期間 | 対象の携帯電話購入の翌月1ヶ月目から35ヶ月目の月末まで |
対象のスマホを36回払いで購入するので、そもそも分割払いの審査が通らなければスマホおかえしプログラムの加入すらできません。
また、スマホおかえしプログラム利用時にはドコモにスマホを返却しますが、その際もスマホに破損や故障、改造や未払いが無いか含めて審査が行われます。
スマホおかえしプログラム加入・適用には都度審査が行われると覚えておきましょう。
スマホおかえしプログラム利用時の返却条件は6つ
スマホおかえしプログラムを利用して最大12ヶ月分の機種代金を免除するには、下記6つの条件を満たす必要があります。
要は「ドコモで購入した正規品で無改造、破損・故障が無い携帯電話」ならスマホおかえしプログラムの対象になると覚えて差し支えありません。
返却条件にあるようにユーザー自身の手でスマホのデータを消去するので、消去後に移し忘れたデータに気づいてしまうと復元が出来ません。
消去前に必ずデータのバックアップを行いましょう。
スマホおかえしプログラムの対象機種
ドコモのスマホおかえしプログラムは時期によって対象機種が変動しますが、概ね機種代金の割引額が大きい高額なスマホが対象に選ばれる傾向にあります。
2021年9月11日時点でのiPhone・Android別にスマホおかえしプログラムの対象機種と、24ヶ月目までにプログラムを適用した時の実質負担額をまとめました。
情報はドコモオンラインショップでのもので、金額は25回目の支払いをする前に返却した場合です。
iPhoneシリーズのスマホおかえしプログラム対象機種と実質負担額一覧
ドコモが販売しているiPhoneシリーズのスマホおかえしプログラム対象機種と、実質負担額は下記表の通りになります。
機種名 | 適用時の実質負担額 |
---|---|
iPhone SE(第2世代) | 64GB:38,016円 128GB:41,712円 256GB:50,160円 |
iPhone 12 | 64GB:67,584円 128GB:72,864円 256GB:82,368円 |
iPhone 12 mini | 64GB:58,608円 128GB:63,888円 256GB:73,392円 |
iPhone 12 Pro | 128GB:86,064円 256GB:95,040円 512GB:112,992円 |
iPhone 12 Pro Max | 128GB:95,040円 256GB:104,016円 512GB:121,968円 |
2021年9月現在、すべてのiPhoneがスマホおかえしプログラムに対応しています。
特にiPhone SE(第2世代) 64GBなら、スマホおかえしプログラム適用で実質38,016円と激安で手に入ります。
Androidのスマホおかえしプログラム対象機種と実質負担額一覧
Androidのスマホおかえしプログラム対象機種と実質負担額は下記表の通りです。
機種名 | 実質負担額 |
---|---|
Xperia 1 III SO-51B | 102,960円 |
AQUOS R6 SH-51B | 77,088円 |
Xperia 10 III SO-52B | 51,480円 |
Galaxy A52 5G SC-53B | 39,600円 |
Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B | 74,976円 |
Galaxy S21 5G | 66,528円 |
Galaxy S21 Ultra 5G | 100,848円 |
arrows NX9 F-52A | 50,688円 |
Androidスマホのほとんどのモデルは、スマホおかえしプログラムの対象です。
しかし、Xperia 10 IIIやAQUOS sense5Gなど、もともと安いモデルは対象外になっています。
また、2021年10月以降発売予定のGalaxy Z Flip3 5GとGalaxy Z Fold3 5Gは高額モデルですが、スマホおかえしプログラムの対象外になるようです。
スマホおかえしプログラムのメリット/デメリット
画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
続いてスマホおかえしプログラムのメリットとデメリットをみていきましょう。
スマホおかえしプログラムは、ドコモで分割払いを利用するなら加入しておいて損はありません。
しかし、分割払いを途中精算するとお得にならないといったデメリットもあるので、機種変更前にメリット・デメリットをしっかり押さえておきましょう。
スマホおかえしプログラムのメリット
ドコモのスマホおかえしプログラムには下記5つのメリットがあります。
24ヶ月目に機種変更すると決めているユーザーは、36回払いで24回分支払えば残債免除で機種変更できるので通常の24回払いよりもお得です。
分割回数も多いので毎月の負担額も24回払いより少なくなり、高額なスマホも負担を抑えて持つことが出来るようになります。
また、加入したら必ずスマホを返却しなくてはいけないわけではありません。実際に返却するかどうかは、自分で選択することができます。
スマホおかえしプログラムの対象機種を購入する場合は、今は判断できなくてもとりあえず加入しておくほうが賢い選択かもしれません。
スマホおかえしプログラムのデメリット
一方でドコモのスマホおかえしプログラムには下記デメリットも存在します。
スマホおかえしプログラムを契約した携帯電話の機種代金を一括精算しても、24ヶ月目以降の機種代金が還元されることはありません。
最もお得に利用出来る24ヶ月目まで機種代金を支払い続けるので、スマホおかえしプログラムは実質2年縛りと見る事もできます。
負担は少ないとはいえ高額なスマホが軒並みスマホおかえしプログラムの対象なので、毎月の通信費がかさんでしまうのもデメリットと言えるでしょう。
スマホおかえしプログラムと下取りプログラムはどっちがお得?
画像引用元:下取りプログラム
ドコモには、下取りプログラムという別のサービスも存在します。
下取りプログラムでは、持っている機種をドコモに下取りしてもらうことで、dポイントがもらえます。
スマホおかえしプログラムと下取りプログラムは併用できません。
場合によっては、スマホおかえしプログラムで返却するより、下取りプログラムを利用したほうが得することもあり得ます。
そこで、iPhone 12を今から買って2年後に手放すとしたら、スマホおかえしプログラムと下取りプログラムどちらのほうが良いのか考察しました。
【注意】下取りプログラムの将来の価格は未定
ドコモのスタッフの方に確認したところ、「将来いくらで下取りしてもらえるのかなど、先の話はまったく未定」とのことでした。
ドコモの下取り価格は定期的に更新され、発売から時間が経つにつれて安くなります。
ですから、ここから検証する下取りプログラムの話はあくまでも予想になります。その点だけ留意してお読みいただけますと幸いです。
発売から2年で下取り価格は販売価格の約30%前後
現在、スマホおかえしプログラムの対象になっているiPhoneの中で一番新しい機種は、2020年秋に発売されたiPhone 12シリーズです。
iPhone13が発表されることで、2021年9月10日に急遽下取りに追加されました。
iPhone 12シリーズの販売価格と下取り価格は、以下のようになっています。
機種 | 販売価格 | 2021年9月時点の 下取り価格 |
---|---|---|
iPhone 12 mini 64GB | 87,912円 | 37,200円 (約40%) |
iPhone 12 mini 128GB | 95,832円 | 37,200円 (約38%) |
iPhone 12 mini 256GB | 110,088円 | 37,200円 (約33%) |
iPhone 12 64GB | 101,376円 | 44,400円 (約43%) |
iPhone 12 128GB | 109,296円 | 44,400円 (約40%) |
iPhone 12 256GB | 123,552円 | 44,400円 (約36%) |
iPhone 12 Pro 128GB | 129,096円 | 55,200円 (約42%) |
iPhone 12 Pro 256GB | 142,560円 | 55,200円 (約39%) |
iPhone 12 Pro 512GB | 169,488円 | 55,200円 (約32%) |
iPhone 12 Pro Max 128GB | 142,560円 | 58,800円 (約41%) |
iPhone 12 Pro Max 256GB | 156,024円 | 60,000円 (約38%) |
iPhone 12 Pro Max 512GB | 182,952円 | 65,000円 (約35%) |
モデルによって振れ幅がありますが、販売価格の33〜43%程度の価格で下取りされていることがわかります。
ただ、iPhone 12は発売から1年目なので、今後下取り価格は徐々に下がっていきます。
発売から2年目のiPhone 11の下取り価格を見ると、販売価格の約30%〜34%で下取りされています。
機種 | 販売価格 | スマホおかえしプログラムの最大免除額 | 2021年9月時点 の下取り価格 |
---|---|---|---|
iPhone 11(64GB) | 79,200円 | 29,040円 | 23,500円 (約30%) |
iPhone 11(128GB) | 86,400円 | 31,680円 | 27,300円 (約31%) |
iPhone 11(256GB) | 97,200円 | 35,640円 | 33700円 (約34%) |
そのため、iPhone 12も2年目を迎えると、下取り価格は30%前後になると予測できます。
一方、スマホおかえしプログラムで12回分の支払いが免除される場合、支払わなくて済む金額は機種代金の約33%です。
両者の価格差はほとんどありませんが、下取りプログラムは相場にも左右されるため、スマホおかえしプログラムのほうがお得になる可能性高いと言えるでしょう。
スマホおかえしプログラムのほうがおすすめ
ここまで計算も交えながら、スマホおかえしプログラムのほうがお得になりやすい可能性を見てきました。
将来iPhone 12が下取りプログラムでいくらになるのかは、公表されていないので予想することしかできません。
しかし、iPhone 11やその他の下取り価格を見る限り、スマホおかえしプログラムを大きく上回る還元になるとは想像し難いです。
よって、現状ではスマホおかえしプログラムのほうがおすすめとなります。
実際はその時に考えればいい
本記事を読まれている方は、きっと「これからiPhoneを買うなら、どちらを利用したほうがお得になるんだろう?」と気にされているのかと思います。
しかし、現時点で「どっちがお得か?」なんて悩む必要ありません。
なぜなら、スマホおかえしプログラムに加入しても、必ずしもスマホをドコモに返却しなくてはいけないわけではないからです。
スマホおかえしプログラムに加入しながら、後でやっぱり下取りプログラムを利用するということもできます。
実際にどちらを利用するのかは、スマホを手放すその時に判断すればいいのです。
スマホおかえしプログラムで返却する前には、念のため下取りプログラムの価格もチェックするようにしておきましょう。
スマホおかえしプログラムの1番お得な使い方
ドコモのスマホおかえしプログラムを利用する場合、最もお得な使い方と逆に最も損をする使い方についても比較してみましょう。
スマホおかえしプログラムは購入してから35ヶ月目の末日まで利用可能ですが、最も恩恵を受けられる最適なタイミングが存在します。
スマホおかえしプログラムを利用すると逆に損をしてしまう使い方もあるので、利用するタイミングには注意が必要です。
スマホおかえしプログラムが最もお得な使い方は24ヶ月目
ドコモのスマホおかえしプログラムは「36回払い中最大12回分の割賦残債が免除される」という仕組み上、25ヶ月目に入る前に利用するのが1番お得なタイミングです。
25ヶ月目からは、月が経過するごとに免除される金額が減ってしまうので、お得感がどんどん薄れていってしまいます。
逆に1ヶ月目~23ヶ月目に返却しても、免除される金額は最大12回分までです。
スマホおかえしプログラムの特典を最大限に受けたい場合は、24ヶ月目にプログラムを適用してスマホを返却しましょう。
利用タイミングが遅ければ免除金額が減ってしまうので損
24ヶ月以降の免除金額を、iPhone SE(64GB)を例に計算してみました。
支払い回数 | 総支払金額 | 割賦免除金額 |
---|---|---|
24回目 | 38,016円 | 19,008円 |
25回目 | 39,600円 | 17,424円 |
26回目 | 41,184円 | 15,840円 |
27回目 | 42,768円 | 14,256円 |
28回目 | 44,352円 | 12,672円 |
29回目 | 45,936円 | 11,088円 |
30回目 | 47,520円 | 9,504円 |
31回目 | 49,104円 | 7,920円 |
32回目 | 50,688円 | 6,336円 |
33回目 | 52,272円 | 4,752円 |
34回目 | 53,856円 | 3,168円 |
35回目 | 55,440円 | 1,584円 |
36回目 | 57,024円 | 0円 |
上記表のようにスマホおかえしプログラムは、25ヶ月目以降免除金額が減ってしまうので、お得に使いたいなら24ヶ月目にプログラムを適用するのがおすすめです。
「スマホおかえしプログラムの最高のタイミングは24ヶ月目で、25ヶ月目以降は免除金額が減っていってお得じゃなくなっていく」と覚えておきましょう。
25ヶ月目以降は、返却せずにそのまま持っておいたほうが正直得だと思います。
スマホおかえしプログラムでお返ししないパターン
画像引用元:ドコモショップ丸の内店 | NTTドコモ
ドコモのスマホおかえしプログラムを利用して端末を返却するか、返却しないでそのまま利用し続けるかは、ユーザーの判断にゆだねられています。
例えば使っているスマホを気に入って返却したくなくなった場合は、返却の申し込みをしなければいいだけです。
ただし、プログラムを利用したくてもできない場合もあるので注意してください。
ここからは、スマホを返却しない場合と返却できない場合の流れについて解説します。
端末を返却しない場合はそのまま36回払いを続ける
ドコモのスマホおかえしプログラムを利用せず、端末も返却しない場合はそのまま36回払いを継続してスマホを使い続けることも可能です。
「今使っているスマホが気に入っている」、「購入して24ヶ月経過したが特に欲しいスマホが無い」、そんな人は無理に返却せず、継続して使い続けたほうがいいでしょう。
返却しないまま新しい機種を購入することだって自由です。
加入後にどうするのかをユーザー自身が選べるのは、スマホおかえしプログラムの大きな魅力と言えます。
故障時は返却条件を達していなくても一応返せる
「スマホおかえしプログラムを利用したかったが、破損してしまい返却条件を満たせない」という場合でも、実はスマホおかえしプログラムで返却可能です。
ただし、22,000円(ケータイ補償サービスに加入の場合は2,200円)の故障時利用料が請求されるので、プログラム自体の旨味は大幅に減ってしまいます。
割賦残債が22,000円未満の状態だとプログラムも利用出来ないので、その場合は修理に出して使い続けるか、金額が少なくなることを承知のうえで下取りに出して機種変更した方が良いでしょう。
スマホおかえしプログラムを途中解約するとどうなる?
ドコモのスマホおかえしプログラムは契約時に加入すれば、途中で一括精算しない限り原則35ヶ月目の末日まで途中解約は出来ません。
逆に言えばドコモ回線の契約自体を解約しても、36回の分割支払いが残っていればスマホおかえしプログラムの契約は有効のままとなります。
では機種代金を一括精算してスマホおかえしプログラムを途中解約した場合、機種代金に還元や変動などはあるのでしょうか。
一括精算(途中解約)すると最大12ヶ月分の残債免除の特典が消失
ドコモのスマホおかえしプログラムは36回払いで契約で、最大12ヶ月分の機種代金を免除する内容なので、残りの分割払いを一括払いした時点で特典は消失します。
一括払いしたからと言って12ヶ月分の機種代金が減額されることはないので、最もお得に利用したいなら分割支払いを24ヶ月目まで継続して返却するのがおすすめです。
「毎月の通信費を今すぐ安くしたい」「分割支払いは好かない」といった場合は除いて、基本的に分割払いの一括精算はしない方が良いでしょう。
スマホおかえしプログラムの注意点
スマホ購入時にドコモのスマホおかえしプログラムに加入申し込み・返却時に利用する際にはいくつか注意点があります。
中には免除される機種代金そのものに影響を及ぼす物もあります。
スマホおかえしプログラム加入時は、アクセサリー品を同一割賦で購入出来ない
スマホおかえしプログラム加入する時に、アクセサリー品も同一割賦で購入しようとすると、機種代金が変動するので受付不可能になります。
スマホケースや液晶保護フィルム、microSDカード等を購入したい場合は、スマホ本体とは別に購入しましょう。
なお、アクセサリーのみの購入でも分割払いができるので安心してください。
購入時に各種割引クーポンを利用すると免除される金額が変動される
ドコモオンラインショップに確認した所、スマホ購入時のクーポン利用時は、dポイントによる充当とは異なり本体価格からクーポン割引が適用されるとのことです。
その為、スマホ購入時に各種割引クーポンを利用すると、機種代金そのものが減額されるので24ヶ月時点で免除される金額が変動します。
また、クーポン発行元によって割引金額も変動します。
そのため、割引クーポン利用且つスマホおかえしプログラム利用時は、免除金額がいくらになるかのかをカスタマーセンターや発行元に確認しておきましょう。
dポイント充当の場合はポイントを消費しきるまで機種代金が減額される
スマホ購入時にdポイントを充当した場合、免除金額に変動はありません。
ですが、dポイントを充当し切るまで毎月の分割支払金が相殺され続けます。
例を挙げると108,000円のスマホをスマホおかえしプログラムで購入して、24ヶ月目の時点で免除金額は36,000円です。
このスマホを購入時に10,800ポイント分充当して、スマホおかえしプログラムで購入しても、機種代金は108,000円から減額されず、免除金額も36,000円から変動しません。
その代わり10,800円分のポイントが無くなるまで、毎月の機種代金が相殺され続けるので、ユーザーの実質負担額は減少する仕組みになっています。
ドコモ回線解約後も利用条件を満たせばスマホおかえしプログラムの利用は可能
スマホおかえしプログラムはドコモ回線契約の有無に関わらず利用可能なので、ドコモを解約後に割賦残債免除も可能です。
上記3つの利用条件を満たしていれば解約した後でも申し込めるので、ドコモのスマホを持ち続ける理由が無い人は積極的に返却した方がお得です。
修理やケータイ補償で入手したスマホは一部対象外になる
故障修理やケータイ補償サービスを利用した機種も、購入時の分割支払いが継続しているなら利用可能です。
諸々の理由で「購入時と別のスマホになった」場合でも、分割支払い中ならスマホおかえしプログラムの契約は生きているので諦める必要はありません。
ただし「一部対象外となる場合あり」と条件が明記されているので、修理やケータイ補償で交換する際は、事前にカスタマーセンター等に聞いてみるのが良いでしょう。
返却時にアクセサリーやmicroSDカードは必ず外しておく
スマホおかえしプログラムはドコモにスマホを返却するので、下取りプログラムと同じくストラップやケース、microSDカードは事前に外しておきましょう。
アクセサリー類は目につきやすいのですが、問題はmicroSDカードです。
目につきにくく忘れがちなので、端末返却後に気づいても手元に戻す事はできません。
また、シール類は改造と判定されるリスクがあるので、必ず剥がしてから返却する必要があります。
店舗返却ならスタッフも確認してくれますが、郵送で返却する方はしっかり確認してから発送しましょう。
データのバックアップ・移行、アプリの引き継ぎも行っておこう
ドコモにスマホを返却すると手元からスマホは無くなるので、必要なデータのバックアップ・移行とアプリの引き継ぎも忘れずに行っておきましょう。
また、返却時にユーザー自身の手でデータリセット(初期化)する必要があるので、バックアップや引き継ぎ操作をしないとデータ消失事故が発生してしまいます。
特におサイフケータイ対応サービスは、ICカード内のデータ再発行の為に事前手続きが必要になるケースもあるので、返却前に引き継ぎ手順の確認は必須です。
利用するにはdポイントクラブ会員になっている必要がある
スマホおかえしプログラムの利用には「dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブ会員である」の条件を満たす必要があります。
スマホおかえしプログラム加入はdポイントクラブ会員である必要はありませんが、利用するには会員になっているのが条件なので、必ずdポイントクラブ会員になっておきましょう。
これからドコモを契約する人でも、無料で発行できるdアカウント発行で入会できるので契約前に会員になっても問題ありません。
スマホおかえしプログラムの返却方法
ドコモのスマホおかえしプログラムは「おかえし」という名前がついているように、特典を受けたいならドコモにスマホを返却しなくてはなりません。
以前はスマホの返却は店舗で行う必要がありましたが、2021年2月19日から郵送での返却が開始され、わざわざお店に行かずとも返却できるようになりました。
最近はコロナの影響で、ドコモショップは来店予約をしないといけません。
スマホおかえしプログラムを利用する際は、郵送での返却を活用しましょう。
スマホおかえしプログラムで郵送返却前の準備
スマホおかえしプログラムでスマホを返却する前に、以下の準備は怠らないようにしましょう。
返却前にデータの消去が必要なので、スマホのバックアップは重要です。
電話帳や写真・動画はもちろん、アプリによっては個別にバックアップ操作が必要なものもあるので、よく利用するアプリはしっかりチェックしましょう。
スマホおかえしプログラムで返却する手順
返却前の準備が整ったら、スマホおかえしプログラムを利用しましょう。
郵送返却の場合、My docomoで手続きで申し込み、後日届く送付キットでスマホを返送する流れになります。
なお、My docomoはレコメンド機能で人によって表示される項目が異なり、スマホおかえしプログラムが全然見つけられないということがあるようです。
そのため、以下の手順では適当な手続きに進んでから手続き一覧に戻ることで、スマホおかえしプログラムがすぐ見つけられるように進めていきます。
スマホ返却する手順
これでスマホおかえしプログラムの利用申し込みは完了です。
後日送付キットが届くので、申し込み翌月末までに届くように返送しましょう。
郵送での返却は早めに発送しよう
スマホおかえしプログラムを郵送で返却する場合、利用申し込みの翌月末までに返送・到着する必要があります。
利用申し込みをした時点で分割払い残高の免除が確定しますが、万が一到着が遅れると、違約金として免除された金額が一括請求されてしまいます。
端末によっては高額な違約金になってしまうので、スマホおかえしプログラムの利用申し込みをしたらすぐ返送するようにしましょう。
スマホおかえしプログラムでスマホをお得に使おう!
今回はドコモのスマホおかえしプログラムの内容やメリット・デメリットと、実際に返却する方法について解説しました。
スマホおかえしプログラムを1番いいタイミングで利用すれば、iPhoneもAndroidスマホも約33%も安くなる魅力的なオプションです。
2021年2月19日からは郵送返却にも対応したので、実際に返却する際にドコモショップに行く必要はありません。
また、必ず返却しなければいけないわけではなく、機種変更したいスマホがなければそのまま使い続けるのもOKです。
これからドコモで高額・高性能なスマホを購入する予定がある方は、スマホおかえしプログラムの利用を視野に入れると良いでしょう。