ドコモ「U15はじめてスマホプラン」を徹底解説!料金や条件など
15歳以下の子どもを対象としたドコモの新プラン「U15はじめてスマホプラン」が、2021年7月7日からサービスを開始しました。
近年は、防犯や連絡手段のため子どももスマホが必須の時代です。しかし、スマホの通信費用は年々高くなっていく一方です。
少しでも安くスマホを導入したい親御さんは、キャリアやプラン選びに迷っているのではないでしょうか。
そこで今回は、「U15はじめてスマホプラン」の料金や加入できる条件などを徹底的に解説していきます。
お子様用のスマホ導入を検討している親御さんは、参考にしてください。
※本記事の料金はすべて総額表示
トップ画像引用元:15歳以下のスマホデビューがおトク!U15はじめてスマホプラン | 料金・割引 | NTTドコモ
U15はじめてスマホプランの対象者
画像引用元:キッズケータイ SH-03M | キッズ・ジュニア | 製品 | NTTドコモ
U15はじめてスマホプランの対象者は、以下の通りです。
なお、Xiフィーチャーフォンからの機種変更の場合は、ドコモに登録している最新機種が「ドコモケータイ」「らくらくホン」「キッズケータイ」のいずれかである必要があります。
さらに、利用中の料金プランも下記のいずれかである必要があります。
他社から乗り換える場合は、利用機種がフィーチャーフォーン(子ども向け機種含む)かPHS、料金プランがフィーチャーフォン向けのものであることが条件です。
つまり、機種変更・契約変更・MNP乗り換えを利用したくても、お子様が大人向けのスマホや料金プランを利用していた場合は、U15はじめてスマホプランに加入できません。
残念ですが、この場合は新規で契約するかほかの料金プランへ加入することになります。
U15はじめてスマホプランの料金
画像引用元:15歳以下のスマホデビューがおトク!U15はじめてスマホプラン | 料金・割引 | NTTドコモ
U15はじめてスマホプランの料金は、月額1,815円です。
しかし、「U15はじめてスマホ割」や「dカードお支払割」などの各種割引サービスを併用することで安く利用できます。
割引を最大限に適用すれば、12ヶ月間は月額1,078円、13ヶ月目以降も月額1,628円で利用できて大変お得です。
併用できる割引サービス
上述の通り、U15はじめてスマホプランには「U15はじめてスマホ割」と「dカードお支払割」が併用可能です。
U15はじめてスマホ割とは、利用者の年齢が15歳以下であり、「新規契約」「FOMAからの契約変更」「Xiフィーチャーフォンからの機種変更」「他社からのMNP乗り換え」のいずれかを利用するユーザーを対象とした割引サービスです。
最大12ヶ月間、月額料金が550円割引されます。
dカードお支払割は、支払いにdカードを利用する場合に適用される割引サービスです。
半永久的に月額料金が170円割引されます。
また、U15はじめてスマホプランの利用者は「みんなドコモ割」は適用されません。
その代わり、みんなドコモ割の対象人数には換算されるので、家族でドコモを利用している場合は総合的に見てもお得なことがわかります。
U15はじめてスマホプランの内容
U15はじめてスマホプランは、料金が安いだけではありません。
便利でお得な下記の2つのサービスも用意されています。
1つ目が、毎月のデータ容量3GBまで無料で利用できることです。超過後は当月月末まで、通信速度が制限されます。
ドコモのほかの料金プランで同等の容量を使うには月額4,565円~5,665円がかかるので、大変リーズナブルと言えるでしょう。
なお、利用者が16歳になると利用可能なデータ容量は1GBへ自動的に変更されます。
2つ目が、5分以内の国内通話が回数無制限で無料になることです。
U15はじめてスマホプラン以外の場合は「5分通話無料オプションかけ放題オプション(月額770円)」に加入する必要があるので、こちらもかなり便利でお得ですね。
U15はじめてスマホプランにおすすめのサービス
画像引用元:あんしんフィルター for docomo | サービス・機能 | NTTドコモ
手軽にインターネットに触れられるスマホは、子どもにとっては大変魅力的です。
しかし、近年はスマホが原因で子どもがトラブルに巻き込まれる事例が急増しています。
安心安全にスマホを使うには、セキュリティ対策が欠かせません。
ドコモはこうしたニーズに応え、子ども向けのセキュリティサービスを多数提供しています。
ここでは、U15はじめてスマホプランと相性の良いおすすめのサービスを解説します。
フィルタリングサービス
子どもが安全にネットブラウジングやアプリを楽しむには、フィルタリングサービスの導入がおすすめです。
ドコモでは、以下の3種類のフィルタリングサービスを提供しています。
いずれのサービスも、ドコモユーザーであれば無料で利用できます。
「あんしんフィルター for docomo」はアプリストア、「あんしんウェブフィルター」はdメニュー、「スクリーンタイム機能制限」はiPhoneの設定アプリから設定できます。
設定しておけば、不適切なサイトへアクセスした際に遮断したり、アプリの制限時間や利用制限を設定したりなどして管理できます。
あんしんセキュリティ
「あんしんセキュリティ(月額220円)」は、迷惑メール・迷惑電話・ウイルス対策・危険なサイトやWi-Fiへのアクセス遮断など、さまざまな脅威から守ってくれる総合セキュリティアプリです。
初回31日間は無料なので、まずはお試しで使ってみるのもよいのではないでしょうか。
なお、同名の「あんしんセキュリティ(30日コース)」もありますが、こちらは価格が月額250円と少し割高になり、一部のセキュリティサービスは利用できないので注意しましょう。
フィルタリングサービスだけでは物足りない、より安全にスマホを使いたい人は検討する価値があります。
イマドコサーチ
「イマドコサーチ(月額220円)」は、スマホのGPS機能を使って子どもの位置情報を取得できる見守りサービスです。
親御さんが目の届かない場所に行くときでも、過干渉にならず安心して見守りできます。
なお、イマドコサーチでは検索1回あたり5.5円かかるため、頻繁に検索するようであればLife 360などほかの有料サービスを使った方がよいでしょう。
U15はじめてスマホプランにおすすめのスマホ
画像引用元:Xperia Ace II SO-41B
U15はじめてスマホプランで、どのようなスマホを使えばよいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、「iPhone SE(第2世代)」「Xperia Ace II」「Galaxy A21」の3機種をおすすめしています。
ドコモオンラインショップの販売価格は以下の通りです。
機種名 | 価格 |
---|---|
iPhone SE(第2世代) | 57,024~75,240円 |
Xperia Ace II | 5,500円※ |
Galaxy A21 | 22,000円 |
購入 | ドコモ公式ショップを見る |
iPhone SE(第2世代)
iPhoneを持ちたいお子様におすすめなのが、iPhone SE(第2世代)です。
iPhoneシリーズの中で、2021年7月時点で最もコスパが良い機種です。
iPhoneには「スクリーンタイム」という独自のペアレンタルコントロール機能が最初から搭載されています。
アプリの利用制限や有害サイトのブロックなどを設定できるため、実は子ども向けとしてもぴったりの機種です。
ただし、iPhoneは「あんしんフィルター for docomo」の一部機能が制限されているため、どうしてもスクリーンタイム頼みになってしまいます。
また、Androidと比較するとアプリの審査が厳しい傾向にあるため、不正アプリは配信されにくい環境です。
なお、スマホの位置情報を取得できる「探す」アプリも用意されていますが、見守りの役割は充分とは言い難いです。
そのため、「イマドコサーチ」などの見守りアプリやサービスを導入する方が安心でしょう。
Xperia Ace II
画像引用元:Xperia Ace II SO-41B
今回、紹介する中で最も安いスマホが、Xperia Ace IIです。
端末購入割引の対象機種となっており、定価は22,000円のところ5,500円の大変リーズナブルな価格で購入可能です。
国産スマホならではの特徴として、おサイフケータイ・防水防塵に対応しています。
エントリーモデルという位置づけながら、4,500mAhもの大容量バッテリーを搭載しています。
バッテリー切れを心配しなくてもよいので、学校や塾などでなかなか家に帰れない子どもにもおすすめです。
なお、AndroidはiPhoneと比較すると自由度が高い反面安全性は低いとされており、セキュリティ系のアプリはほぼ必須です。
Androidそのものにもペアレンタルコントロール機能がないため、無料で利用できる「Googleファミリーリンク」アプリのインストールが推奨されています。
同アプリは、iPhoneのスクリーンタイムと同等のペアレンタルコントロールを設定できる大変優秀なアプリで、見守り機能にも優れています。
ただし、ウェブブラウザのフィルタリングはChromeしか設定できないなどデメリットもあるので、強化したい機能があれば「あんしんフィルター for docomo」「あんしんセキュリティ」などの有料アプリをインストールした方がよいでしょう。
Galaxy A21
画像引用元:Galaxy A21 SC-42A | スマートフォン(4G) | 製品 | NTTドコモ
Galaxy A21は、独自のペアレンタルコントロール機能が充実した機種です。
全国子ども会連合会推奨商品にも選ばれています。
アプリの利用時間を把握したり、ダウンロードの可否を設定したり、専用サイトで位置情報を確認したりなど、「Googleファミリーリンク」と同程度の機能が無料で使えます。
ただし、ウェブサイトのフィルタリングまではカバーしていないため、「あんしんフィルター for docomo」などのフィルタリングサービスとの併用がおすすめです。
また、約5日間の連続駆動が可能な3,600mAhの大容量バッテリー搭載、防水防塵にも対応しているなど、エントリーモデルでありながら使いやすいのも魅力です。
学校や塾などでなかなか家に帰れない子どもへ持たせるのに最適ですね。
U15はじめてスマホプランの注意点
ここでは、U15はじめてスマホプランの主な注意点を4つ紹介します。
各ポイントの詳細を見ていきましょう。
利用者情報の登録が必要
新規契約・契約変更・MNPすべての場合において、U15はじめてスマホプランを利用する15歳以下の利用者情報の登録が義務づけられています。
の3つが必要となるので、用意しておきましょう。
契約変更または他社からの乗り換え(MNP)は加入できない場合も
現在、ドコモを利用中のユーザーがU15はじめてスマホプランに契約変更したいという場合は、現在利用中の料金プランがFOMAである必要があります。
その他のプランをご利用の場合は、契約変更として申し込みできません。
また、他社からの乗り換え(MNP)も注意が必要です。
現在の利用機種がフィーチャーフォーン(子ども向け機種含む)かPHS、料金プランがフィーチャーフォン向けのものであることが条件となっています。
大人向けのスマホや料金プランを利用していた場合は、他社からの乗り換え(MNP)を使ってU15はじめてスマホプランに加入できません。
一部の割引サービスが適用されない
U15はじめてスマホプランは、ほかの料金プランでは適用されるドコモ光セット割・みんなドコモ割などの割引サービスが適用されません。
その代わり、U15はじめてスマホ割とdカードお支払割は適用されます。
回線が混み合っている場合は接続しづらくなる
ドコモの回線が混み合っている場合は、U15はじめてスマホプラン利用者の回線が接続しづらくなる場合があります。
とくに、直近3日感のデータ通信量が多いユーザーはほかのユーザーよりもその傾向があるとのことです。
料金は安い反面、こうした制限があるのはキャリアの回線をレンタルしている格安SIMと同じですね。
U15はじめてスマホプランを他の料金プランと比較
画像引用元:はじめてのスマホあんしんガイド | お客様サポート | NTTドコモ
スマホは子どもにとって大変魅力的です。
多くのデータ通信量を使えるプランに加入すると、あっという間に使いすぎを招いてしまいます。
そのため、最低限のデータ通信量かつ料金の安いプランが望ましいです。
これらの条件に該当するU15はじめてスマホプラン以外のおすすめ料金プランは、以下の通りです。
各プランのおすすめポイントを見ていきましょう。
はじめてスマホプラン
はじめてスマホプラン(月額1,815円)は、FOMAから5G・Xiへの契約変更または他社の3G回線サービスからの乗り換え(MNP)するユーザーを対象とした格安の料金プランです。
メインターゲットはシニア層やスマホ初心者ですが、年齢制限はないので子どもも加入できます。
毎月のデータ使用量は1GBと少なめなものの、5分以内の国内通話が回数無制限で無料になるサービスも付いています。
「はじめてスマホ割」や「dカードお支払割」を適用すれば、最大12ヶ月間月額1,078円、13ヶ月目以降は月額1,628円に値引きされます。
紹介する中では、料金と内容が最もU15はじめてスマホプランに近い料金プランですね。
ケータイプラン
ケータイプラン(月額1,320円~1,507円)は、Xi対応のドコモケータイ利用者を対象とした料金プランです。
年齢制限はないので、子どもも加入できます。
どちらかといえば通話メインの料金プランなので、毎月のデータ使用量は100MBとかなり少なめに設定されています。
アプリやネットはあまり使わせたくない、連絡手段としての用途だけでよいという人にはおすすめです。
キッズケータイプラン
キッズケータイプラン(月額550円)は、Xi対応のキッズケータイ利用者を対象とした料金プランです。
加入条件は、利用者が12歳以下の年齢であることです。
全料金プランの中で最安値、かつ家族間の通話も無料で利用できるので、子どもとの連絡手段として最適ですね。
ただし、キッズケータイプラン単独での契約はできません。
家族のだれかが、キッズケータイプラン以外の料金プランを契約している必要があります。
U15はじめてスマホプランは小学校高学年から中学生に最適
画像引用元:15歳以下のスマホデビューがおトク!U15はじめてスマホプラン | 料金・割引 | NTTドコモ
今回は、ドコモの新料金プラン「U15はじめてスマホプラン」の料金や条件などを解説してきました。
これまでドコモの子ども向けプランは、キッズケータイプランが主流でした。
しかし、ある程度成長してくるとキッズケータイでは物足りなくなってきますが、大人向けの料金プランに加入すると使いすぎが心配ですし、料金も高額です。
これらのニーズをクリアした「U15はじめてスマホプラン」は、小学校高学年から中学生に最適のプランと言えるでしょう。
近年は小学生でもスマホや携帯電話を持つようになってきました。 小学生の子供に初めて携帯電話を持たせるとき、どの機種を選べばいいか迷...