タイの海に「巨大な影」現地に伝わるお化け伝説とは【世界の都市伝説】

ファンタジー映画やアニメに登場する、伝説の生物「巨人」。日本各地で伝承される「ダイダラボッチ」や、アーサー王伝説の「リトー」など、巨人に関する言い伝えは世界中に存在します。
その性格は「乱暴で人間を食べる」「賢くて友好的」など様々。今回紹介するのは、Googleマップに写ってしまった巨人らしき謎の影。
人間を襲っている!?海に巨人?

巨人らしき影を見ることができるのは、タイのターヤーン郡ペッチャブリーの海岸。ストリートビューを使って砂浜から海の方をみると、驚きの光景が。


あれは、巨人!?
海の中に、黒くて大きな影が佇んでいます。よく見ると、岩の上に座っている人に向けて手を伸ばしているようです。

岩の上にいる人物を食べようとしているのでしょうか。それとも、仲良くなろうとしている瞬間? これは、巨人は実在しているという証拠では! と思いきや実はこれ……。
精巧につくられた像でした!
海に佇む巨人の正体は?
拡大して見ると、大きな牙をむき出しにした恐ろしい表情。この巨大な像、タイの詩人スントーン・プー氏の作品に登場する、「ピースア・サムット」という海の鬼をモチーフにしているそうです。


この2つの像は、「王子が魔法の笛を吹いて鬼を撃退する」というシーンを再現したものだそうです。
今回は本物ではありませんが、タイでは実際に「ピー」というお化けや妖怪、幽霊や精霊の存在が昔から信じられているんだとか。 本物の「ピースア・サムット」が、タイの海底で新たな王子を待っているのかもしれません……。
もっと近くで観察! 下のマップを動かしてみてくださいね!