魔法使いが実在!?発見された「呪文の本、杖」とは?【世界の都市伝説】

魔法と聞くと、杖を振る魔法使いや、ほうきに乗って空を飛ぶ魔女を思い浮かべる人も多いはず。実際に古くから魔法や魔術は世界中で人々に信じられていて、映画やアニメの題材にもなっています。
そんな魔法に関する歴史的なアイテムの写真が「Google Arts & Culture」にたくさん掲載されているんです!
透明になれる呪文の本!?
こちらは17世紀の写本で「知識の鍵」という魔法書。この本に記されているのは、なんと「透明になれる呪文」!

その呪文はとても長く「スタボン、アセン、ガベラム、サネネイ……」と20以上の不思議な単語を唱える必要があるそうです。
この本の所有者のガブリエル・ハーヴィーは、彼の生涯を描いた書籍の中で「人生最後の数十年はあまり人目につかないように過ごした」と書き残しているそう。
もしかして、この透明の呪文を使って人に見つからず生活していたのかも……?
魔法が使える杖
魔法使いに欠かせないアイテムの杖。古代西ヨーロッパでは、樫の杖を振るって様々な魔術を行ったと伝えられています。そんな杖が実際に存在していたというのだから驚き。
こちらの細い杖はダークウッドでできていて、魔法の力を導くための道具として使われていたようです。

このカバの牙から作られた杖は、エジプトで厄除けとして使われていたといいます。

形や素材は様々ですが、魔法の杖は世界共通のアイテムだったのでしょうか……?
取扱注意!薬草マンドレイク
古くから薬草として用いられ、魔法薬や錬金術の原料としても登場するマンドレイク。
人のように動き引き抜くと悲鳴を上げて、まともに聞いた人間は発狂してしまうという、恐ろしいで伝説で有名です。
この本では、なんとマンドレイクの扱い方について詳しく解説されています!

安全に採取するには、マンドレイクの根っこの周囲を掘って紐で犬に結びつけ、少し離れた場所から犬を呼んで引っ張ってもらうという方法だそう。
もう1つの方法は、地面から引き抜く前に耳に土を詰めておくというものでした。
どちらも想像するとシュールな光景ですが、マンドレイクが必要なときは覚えておくといいかも!?
イギリスには魔法博物館が!
イギリスには現在でも、魔女伝説が残るボスキャッスルという街があります。そこにある「ウィッチクラフト博物館」は、世界で唯一の魔術と魔法専門の博物館!
なんと敷地内には、ほうき用のパーキングエリアが用意されていて、魔法使いが来館しても駐車に困らないそう。

世界中に様々な伝説が残る魔法ですが、現代でも占いやおまじないとして日常的に存在しています。もしかしたら、今もどこかで「透明になる呪文」を唱えている魔法使いがいるかもしれません……!
「ウィッチクラフト博物館」を探検! 下のマップを動かしてみてくださいね。
「Google Arts & Culture」でもっと作品を鑑賞!
美術館や博物館が所蔵する作品を、スマホで拡大して堪能できるアプリ。作品に関する解説や芸術家の情報も、丁寧に説明してくれますよ!