赤い満月現る!?恋を叶える月「ストロベリームーン」とは?
6月に出現する満月は、英語圏で「ストロベリームーン」と呼ばれているロマンチックな月。そんな満月が、2022年6月14日(火)夜から15日(水)未明にかけて日本の夜空を彩ります。
別名「恋を叶える月」ともいわれ恋愛にまつわるジンクスがあるストロベリームーンを、大切な恋人や家族と一緒に眺めてみてはいかがでしょうか。恋愛運アップの満月「ストロベリームーン」ってなに?
6月の満月はなぜ「ストロベリームーン」と呼ばれているのでしょうか? 理由は名前の通り、イチゴに関係しています。
アメリカに住む先住民族たちは古くから季節の移ろいを知る手段として、月を利用していました。各月の満月に農事や狩猟の特徴を名付けることで、季節を把握していたと言われています。
6月はイチゴが収穫期を迎えることや、夏至が近く月が赤く見えることにちなんで、「ストロベリームーン」と名付けられたそう。
ちなみに、ストロベリームーンが「恋を叶える月」と言われる理由も、イチゴからきています。6月に果実が熟して食べごろになるイチゴと月が満ちるタイミングを重ねて、「機が熟す」「恋が実る」というように、恋愛のジンクスが言われるようになりました。
2022年「ストロベリームーン」を観測するならいつ?
2022年のストロベリームーン出現日は6月14日(火)から15日(水)にかけて。国立天文台の「暦計算室」によると、14日19時に月の出がはじまり、翌15日に月の入りを迎えます。
ストロベリームーンと聞くと「イチゴのように赤い月」を想像する人も多いと思いますが、これは半分誤りです。
6月の満月が赤く見えるのは大気の影響による現象で、夕日が赤くなるのと同じ原理。月や太陽が地平線近くにあるとき、色づいて見えると言われています。
観測条件にもよりますが、空高く上った状態の月は白っぽい光を放っているでしょう。
かつて先住民族が見たような赤みがかかった満月が見たい場合は、月が地平線近くになる月の入り、月の出を狙うとチャンスがあるかも。
出典:国立天文台
※記事内の画像はイメージです。
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