スマホの動作が遅いのはなぜ?原因に合わせた対策を紹介
スマホの動作が遅くなっていませんか?長く使っていると、ネット接続やアプリの立ち上げに時間がかかることがあります。こうした不具合は、適切に対処することで改善できるかもしれません。誰でもできる簡単な原因チェックと、対処法を紹介します。
スマホの動作が遅くなる原因
スマホの動作が遅くなる主な原因として、以下の2点が考えられます。
メモリの容量不足
原因の一つは『ストレージとメモリの容量不足』です。この場合は、この記事で解説する対処法によって、改善できる可能性があります。 スマホには、写真や音楽といったさまざまなアイテムを格納する『ストレージ』があります。まずはこの空き容量を確認しましょう。 Androidなら『設定』から『ストレージとメモリ』へ、iPhoneなら『設定』→『一般』→『iPhoneストレージ』へ進みます。空き容量が1GB以下なら、容量不足が原因かもしれません。 この場合は、後述する『データの整理』や『キャッシュを削除する』操作によって改善する可能性があります。 また、複数アプリを起動しているために、スマホの作業領域である『メモリ』の許容範囲を上回っている場合もあります。この場合は、後述する『開いたままのアプリを終了する』操作を実践してみましょう。本体やバッテリーの故障・劣化
もう一つの原因は本体やバッテリーに起こっている物理的な不具合です。メモリに十分な空き容量があるにもかかわらず動作が遅い場合、本体やバッテリーの経年劣化や故障が考えられます。 古いタイプの機種の場合、その性能が最新アプリに追いついていないために、動作が遅くなっていることもあります。 この場合、スマホの修理や買い替えなどの対応が必要です。スマホの動作が遅い時の対処法
スマホの動作が遅くなった場合、買い替えを検討する前に、まずはここで紹介する四つの対処法を試してみてください。
データを整理する
普段から写真や動画を撮る機会の多い人など、スマホの中に大量のデータが保存されている場合、データを整理して空き容量を増やすことで、動作が遅い状態が改善するかもしれません。 データを整理するには、主に次の三つの方法があります。- パソコンにデータを移動する
- SDカードにデータを移動する(Androidに限る)
- クラウドのデータ保存サービスを利用する
開いたままのアプリを終了する
今まで使ったアプリが、バックグラウンドで起動されたままになっていて、それが動作を遅くする原因になっているかもしれません。 開いたままの不要なアプリをきちんと終了することで、スマホがスムーズに動くようになることがあります。 Androidであれば、右下にある四角いアイコンをタップすると、起動しているアプリの一覧が表示されます。あとは表示されているアプリを上にスワイプすれば完了です。 iPhoneであれば、画面下から画面の中央に向けてゆっくりスワイプします。ホームボタンがある機種ではボタンを2度押ししてください。これで起動中のアプリが表示されるので、アプリの画像を上にスワイプして画面から消せばOKです。 定期的にこの操作をして、アプリを完全に終了することを忘れないようにしましょう。キャッシュを削除する
Webブラウザで検索・閲覧すると、そのページの情報がストレージに保存されます。これを『キャッシュ』といいます。たまりすぎると動作が遅くなるため、定期的に削除することをおすすめします。 Androidでは、『設定』→『アプリと通知』とタップすると、アプリの一覧が表示されるので、『Chrome』などのブラウザアプリを選択します。次に『ストレージ』をタップして『キャッシュを削除』をタップして完了です。 他のアプリのキャッシュも、同様の操作で消すことができます。 iPhoneの場合、アプリによってキャッシュの削除方法が異なります。Safariのキャッシュを削除するには、『設定』から『Safari』を選択し、『履歴とWebサイトデータを消去』をタップするだけです。アップデートをする
OSが古いままであれば、アップデートしてみましょう。最新版のOSは便利機能が増えるだけではなく、動作を軽くしたり、不具合を解消したりなどの改善がなされている場合があります。 Androidの場合、『設定』→『システム』→『詳細設定』→『システム アップデート』で更新できます。 iPhoneの場合、『設定』→『一般』→『ソフトウェア・アップデート』とタップしましょう。アプリやネットが重い時の対処法
スマホ本体の動作には問題なく、特定のアプリやネットだけ動作が遅くなることがあります。それぞれのケースについて、原因と対処法をチェックしましょう。