「楽天銀行デビットカード」でポイントは使える? メリットや楽天カードとの違い
クレジットカードはキャッシュレス決済に便利だけれど、使いすぎは避けたい。そんなときにおすすめなのが、楽天銀行デビットカードです。
クレジットカードの楽天カードとは異なり、楽天銀行デビットカードは口座残高分までしか使えないので、家計管理もしやすくなります。
また、楽天ポイントを貯めて支払いに使うことも可能。16歳以上なら、学生や主婦でも申し込めます。この記事では、楽天銀行デビットカードと楽天カードの違いや、メリット・デメリットを解説します。
楽天銀行デビットカードと楽天カードの違い
まずは、楽天銀行デビットカードと楽天カードの違いを見てみましょう。
楽天銀行デビットカード | 楽天カード | |
---|---|---|
カードの種類 | デビットカード | クレジットカード |
国際ブランド | VISA、JCB、Mastercard | VISA、JCB、Mastercard、AMERICAN EXPRESS |
年会費(税込) | 無料〜5,500円 | 無料〜11,000円 |
楽天ポイント還元率 | 1%
楽天市場では2% SPU対象外 |
1%
楽天市場では3% SPU対象でさらにポイントアップ |
引き落としタイミング | 利用後、即座に引き落とし | 締め日後、毎月まとめての引き落とし |
支払い回数 | 1回払いのみ | 1回払い、分割払い、リボ払い |
特典・付帯カード | 年会費有料のカードなら国内/海外旅行傷害保険やショッピング保険あり
家族カード、ETCカードの付帯不可 |
カードランクに応じた保険や特典あり
家族カード、ETCカードの付帯可能(一部付帯不可) |
楽天銀行デビットカードと楽天カードには、還元率や国際ブランドにおいてはそれほど差がありませんが、大きな違いが3つあります。
引き落としタイミングの違い
楽天銀行デビットカードは、お店で利用した時点で口座から料金が引き落とされます。口座にあるお金以上は使えないので、適宜残高をチェックしていれば、利用料金が多額に膨れ上がったり、翌月の支払いに不安になったりすることはありません。
一方で楽天カードはクレジットカードなので毎月締め日が決められており、翌月に1ヶ月分の金額をまとめて支払います。1回払いだとしても、料金を支払うまでは借金をしたような状態です。即時引き落としではないので利用料金がかさみやすく、翌月の支払いが大変になることも。
分割払い・リボ払いの可否
楽天銀行デビットカードは1回払いのみ。対して楽天カードは、分割払いやリボ払いなどで回数を分けて支払うことができます。
分割払いやリボ払いは1回の支払い額を抑えられるため手持ちのお金に余裕がないときには便利ですが、手数料がかかる点には注意が必要です。
その点で言えば、楽天銀行デビットカードは1回払いしか利用できないので、手数料を気にする必要はありません。
保険や付帯カードの違い
楽天銀行デビットカードで保険があるのは年会費2,200円(税込)の楽天銀行シルバーデビットカードか、年会費5,500円(税込)の楽天銀行ゴールドデビットカードのみ。補償額も最高1,000万円までで、ETCカードや家族カードの付帯もできません。
一方、楽天カードは保険が充実しています。年会費無料の一般カードでも、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険があり、ETCカードや家族カードも付帯可能です。
保険屋付帯カードが必要なら、楽天カードがおすすめです。
楽天カードもチェックしてみよう!
楽天銀行デビットカードの8つのメリット
楽天銀行デビットカードのメリットを8つ紹介します。それぞれチェックして、より便利に使ったり、お得にお買い物したりしましょう。
- ポイント還元率1%! 買い物でポイントがもらえる・使える
- 16歳から申し込みでき、学生や主婦でも作りやすい
- 楽天銀行のキャッシュカードとしても使える
- アプリから利用状況、口座残高をいつでも確認できる
- タッチ決済ができ、買い物がスピーディー
- 不正利用や使い過ぎ防止! 安心のセキュリティ
- 楽天カードとの2枚持ちができる
- 海外旅行時に現地通貨を引き出し可能
ポイント還元率1%! 買い物でポイントがもらえる・使える
楽天銀行デビットカードのポイント還元率は1%で、100円につき1ポイントもらえます。他社のデビットカードは還元率0.5%が多いので、それらと比べると高還元です。
ただし、ポイントを貯めるには楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーする必要があります。
また、支払いには最低50ポイントからしか支払い使えません。加えて、ポイントの利用には事前の「ポイント利用設定」が必要です。いつでも貯めて使えるように、エントリー・設定を済ませておきましょう。
ポイントを貯める・支払いに使うには上記の事前準備が必要ですが、メインの支払い方法として街のお店や楽天市場で使うならポイントを活用したほうが断然お得です。
16歳から申し込みができ、学生や主婦でも作りやすい
クレジットカードを申し込めるのは18歳以上が一般的ですが、楽天銀行デビットカードなら16歳から申し込みが可能です。原則審査はなく学生や主婦でもOKなので、高校生や収入がない人でもすぐ発行できるのはうれしいですね。
また、子供に現金を多く持たせておくのは心配な場合や、学生がクレジットカードを作る前段階としてデビットカードを持つのもおすすめです。
楽天銀行のキャッシュカードとしても使える
楽天銀行デビットカードは楽天銀行と紐づいており、キャッシュカードとしても利用できます。デビットカードとキャッシュカードの機能が1つになっているので、別々にカードを2枚持つ必要はありません。
なお、すでに楽天銀行の口座がありキャッシュカードも持っている場合は、楽天銀行デビットカードに申し込めばキャッシュ機能+デビット機能のカードに切り替えられますよ。
アプリから利用状況、口座残高をいつでも確認できる
▲楽天銀行アプリのホーム画面
楽天銀行口座を開設すると使えるのが楽天銀行アプリ。
この楽天銀行アプリでは、楽天銀行デビットカードの利用状況を確認できます。自分の利用状況をチェックして家計管理をするのはもちろん、子供や家族にデビットカードを持たせている場合は見守りができて便利です。
楽天銀行アプリはFace IDで簡単にログインでき、口座残高や細かな入出金明細をすぐに確認できるので、楽天銀行の口座管理にも必須のアプリですよ。
タッチ決済ができ、買い物がスピーディー
楽天銀行デビットカードは、どの国際ブランドもタッチ決済に対応しています。タッチ決済ならカードをリーダーにかざすだけですぐに支払いができるので、スピーディーに買い物ができますよ。
※タッチ決済を利用できるのは、タッチ決済対応のお店のみです。
不正利用や使いすぎ防止! 安心のセキュリティ
楽天銀行デビットカードには「3Dセキュア」という機能があり、ネットショッピングの際にパスワード入力をすることでカード盗難によるなりすましなどの不正利用を防ぎます。
また、利用するたびに通知メールが届くため、万が一不正利用された場合でも気付きやすく、アプリですぐに利用停止などの対応が可能です。
さらに、1日の利用上限を1,000円単位で設定できるので、つい使いすぎてしまいそうで怖い人はぜひ設定をしましょう。子供のお小遣い管理にも有効です。
楽天カードとの2枚持ちができる
楽天カードと楽天銀行デビットカードは2枚持ちできます。楽天カードも一緒に持つことで、充実した特典を受けられておすすめです。
普段の買い物は使いすぎないよう楽天銀行デビットカード・ポイントがアップする楽天市場での買い物や分割払いを利用したいときなどには楽天カードなど、上手に使い分けてみましょう。
ちなみに、楽天銀行デビットカードの2枚持ちはできません。一方、楽天カード同士なら最大2枚まで持てますよ。
海外旅行時に現地通貨を引き出し可能
海外旅行や出張に行く際、楽天銀行デビットカードを使って海外のATMから現地通貨の引き出しが可能です。窓口に並んだり、慣れない外国語でやり取りしたりなど、両替にかかる手間を省けますよ。
海外へ行く前に、楽天銀行の普通預金口座に十分なお金を入れておけばOK。海外で大金を持ち歩かず、必要な分だけ引き出せて安心です。
楽天銀行デビットカードの3つのデメリット
楽天銀行デビットカードのデメリットと、対処法を紹介します。
楽天銀行の口座としか紐付けられない
楽天銀行デビットカードを使うには、楽天銀行の口座は必須。ほかの銀行口座とは紐付けられないため、注意が必要です。
楽天銀行にはさまざまな機能や魅力があるので、これを機会にメインバンクを楽天銀行にしましょう。たとえば「ハッピープログラム」では、ステージに応じてATM手数料・振込み手数料無料や、他行口座に振り込みなどの対象取引があった際の獲得ポイントが3倍になるなどの特典があります。
ほかにも給与や年金の受け取り、投資信託、海外送金などできることも多いので、どんどん活用していきましょう。
楽天市場は楽天カードで支払った方がポイント還元率が高い
楽天市場のお買い物では、楽天デビットカードよりも楽天カードの方がポイント還元率が高いです。
楽天カードは3%、楽天銀行デビットカードは2%と差があります。楽天市場で買い物をする機会が多い人なら、楽天カードも1枚持っておくとお得です。
楽天プレミアムカードは年会費が11,000円(税込)かかるものの、楽天市場でポイント+5倍になりさらにお得。楽天市場を頻繁に使うなら発行するのもおすすめですよ。
なお、街のお店では還元率はどちらも同じ1%。楽天市場を使わない人は、楽天銀行デビットカードだけでも十分です。
カードを利用できないケースがある
楽天銀行デビットカードを利用できるシーンは、基本的にクレジットカードと変わりません。
ただし、一部の月額料金の支払いやガソリンスタンドなど、利用できないお店・サービスがあるので注意。次のケースでは事前に利用できるか確認したうえで使うか、現金払い、クレカ払いにするかで対処しましょう。
- 一部のガソリンスタンドでの支払い
- サブスクリプション等の月額決済
- 高速料金の支払い
- 楽天Edyのチャージ
- 一部の海外の加盟店での支払い
- 口座残高が足りなかった場合
なお、楽天銀行デビットカードのデメリットは、楽天カードを併用することで補えるものがほとんど。ぜひ併用も検討してみましょう。
楽天カードと併用してみよう!
楽天銀行デビットカードの新規入会で現金がもらえる!
楽天銀行デビットカードは、新規入会で現金がもらえるキャンペーンを毎月開催しています。2022年3月現在、2つのキャンペーンが開催されているので、それぞれの内容を見てみましょう。
口座開設と同時に申し込み&発行で50円もらえるキャンペーン
楽天銀行の口座開設と同時に楽天銀行デビットカードを発行すると、もれなく50円がもらえるキャンペーンです。手順は次の通り。
- ①楽天銀行開設時に、デビットカード(Mastercard)を同時に申し込む
- ②楽天銀行から届く「ThankYouレター 初期設定ガイド」を参考に、口座開設を完了
- ③マイページに初回ログインし、ユーザIDの設定を完了
すでに楽天銀行口座を持っている人や、JCBまたはVISAブランドを選択した人は本キャンペーンの対象外なので要注意。
楽天銀行口座の開設を検討中の人は、ぜひ楽天銀行デビットカードも同時に発行しておきましょう。
申し込みと条件達成で500円もらえるキャンペーン
楽天銀行デビットカードを発行して期間中に5回以上かつ合計5,000円以上利用することで、500円がもらえる新規入会者限定キャンペーンです。
50円のキャンペーンと比べて条件はやや厳しいですが、やること自体は簡単なので達成しやすいといえます。
- ①対象のデビットカードに申し込む(JCB、MastercardまたはVISAのベーシックカード)
- ②キャンペーンページからエントリーする
- ③対象のデビットカードで5回以上、合計5,000円以上お支払いする
こちらはすでに楽天銀行口座を持っている人も対象で、選べる国際ブランドも多いためエントリーしやすいのが特徴。
条件を達成してから500円をもらうまでには2〜3ヶ月ほどかかるので、気長に待ちましょう。
クレジットカードを見直すなら「楽天銀行デビットカード」がおすすめ
クレジットカードは便利な反面、使いすぎたり家計管理が煩雑になったりなどのデメリットを感じている人も多いはず。
そこで取り入れたいのが、使いすぎる心配の少ない楽天銀行デビットカードです。都度引き落とされ、アプリで随時残高チェックができるので、家計管理の良きサポーターになってくれます。
また、楽天銀行デビットカードと楽天カードを併用することで、お互いのデメリットのカバーもできます。
クレジットカードを持つ前にデビットカードで慣れておきたい人にも、楽天銀行デビットカードがおすすめです。さらに、楽天カードと同じ還元率でポイントが貯まって使えますし、一般カードなら年会費は無料。キャンペーンも随時開催されているので、ぜひ楽天銀行デビットカードに申し込んでみましょう。
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