脳の中で一番老化が早い『前頭葉』をトキメキで鍛えて老化予防!

みなさん、こんにちは。

年齢を重ねるごとに、「最近なんだか胃がもたれる」「長時間運動ができなくなった」など体の機能や筋力の低下を感じる方は多いと思いますが、実は加齢により脳の機能も低下していきます。脳の中でも特に『前頭葉(ぜんとうよう)』といわれる部分は他の脳の部位に比べて老化が早く、日常生活の中で症状として現れるため、ご自身でも感じることがあるようです。筆者である私も感じています。今回はその脳の老化による症状と、今日からでも実践できる簡単な予防方法についてご紹介します。

外の世界に興味はありますか?感情の老化は前頭葉の萎縮が原因かもしれません

人間らしさを作り出す「前頭葉」の働き・機能

私たちの脳、特に大脳は脳全体の重さの80%を占める脳で最も重要な部位です。4つの部位にわかれており、それぞれが大事な働きを担っています。そのひとつである前頭葉は読んで字のごとく、あたまの前方にあり、脳の中で最も発達している部分といわれ、体を動かす指令を出す「運動野(うんどうや)」と、思考や記憶、意欲などに関わる「前頭前野(ぜんとうぜんや)」があります。新しい刺激や状況に出会った時に、記憶にある過去の情報と照合し適切な行動を選択するといった、高度で複雑な機能も前頭葉の働きであり、人間らしさを司る部位とよばれます。

感情や意欲の低下には前頭葉の萎縮に原因がある!?

記憶や意欲など感情の働きとも深く関係する前頭葉。実は前頭葉は脳の中で最も老化が早いといわれています。個人差はあるものの、前頭葉の萎縮は40代から見られ始めさらに60代、70代でさらに進むようです前頭葉が萎縮すると、相手の感情を推し量ったり、共感したり、感動するといった感情の働きが鈍化意欲が低下します。感情の平板化(喜怒哀楽の表現が乏しくなる)がおこり、自発性、外の世界に関心がなくなります。また外出しないことで、運動の機会も人との交流も減り、体と脳の機能もさらに弱るようです。最近、外出するのが億劫になっていませんか。新しい発見で「なるほど」!と感心する出来事ありましたか。学びたい、どこかに出かけたいという意欲はありますか。前頭葉の萎縮の進行は、前頭葉の血流をふやすことや刺激を与えることでが有効なようです。続いて予防法をご紹介します。

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予防方法1. 前頭葉を活発化 日常にトキメキを感じる、ワクワク感を作る

前頭葉の機能低下を活性化させる方法はとてもシンプルな方法があります。それはトキメキを感じることです。恋愛で人を好きになることだけが、トキメキではありません。前頭葉は、展開がどうなるかわからないことや、思いもよらないことなどが読めない事が起こると血流が増加し、活発に動くようです。また初めて会う人対面して会話する時は、その人を理解しようと前頭葉が活発に動くようです。毎日のトキメキ、ワクワクは以下のような方法でも感じることができるので、実践してみましょう!

<意外性や非日常に対応することで前頭葉を活性化させる方法例>

・いつもと違う新しい散歩ルートを開拓する

・いったことのないお店でランチや買い物をする

・買ったことのない珍しい食材を探して(例ロマネスコ、ロケット)料理をする

<考えを固定化しない、新しい分野を理解しようとすることで前頭葉を活性化させる方法>

・普段読まないジャンルや作家の本を読む、映画を見る

・先の読めない大どんでん返しの映画やドラマを見る

・今、興味を持っている事について調べる

・新しい趣味をみつけ、サークルに参加して、人と交流する